Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「かゆみ」コラム 〜愛知県春日井市 みやこ内科クリニック〜

【かゆみの行動経済学】ジムチョーの本棚から学ぶ、手放すことは難しい

2018.06.10 02:19

【かゆみの行動経済学】ジムチョーの本棚から学ぶ、手放すことは難しい。

これを保有効果と言います。


「いつか使うかもしれない」

「これには思い出がつまっている」

自分が買ったものに価値を感じてしまいますよね。


買うときに「これはいい」って思って買ったわけですから。

後になって、「使わなかった」って思うと腹が立ちます。


本もそうですが、スキンケア商品も同じ。

CMを見て、良さそうだと思って買った。

思ってる効果がなかった、自分の肌に合わなかった。

「せっかく買ったから」となくなるまで使ってしまう。

塗り方を工夫をして使い続けてしまう。

これが保有効果です。

長く持っている、もしくは値段が高かった場合は強くなります。

「テレビを買う時に、あなたのテレビ下取りします」って広告があるのも。

あなたのテレビには価値がある。と背中を押す効果を狙っています。


スキンケアの場合は本と違って皮膚に影響が出てしまいます。

いち早くやめた方がいいのはわかっているけど、やめられない。

それが人間なんです。


じゃあ、保有効果を軽減するためには?

人間には保有効果があるということを知っておいてください。

本来の目的は、潤いのある肌を手に入れることで、これを使うことではない。

と認識することです。


使ったスキンケア商品で

「赤く腫れた、かゆみが出たら使うのをやめる。」

そして医師に相談をしましょう。


目次へ戻る