EBM、EBPTを勉強するためにお薦めの書籍
こんにちは。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。
今日は、EBM、EBPTを勉強するためにお薦めの書籍について書きます。
2冊あります。
①医学文献ユーザーズガイド
②EBMワークブック
価格:4100円 全384ページ
です。
両方とも医師向けの本ですが、EBMとEBPTは基本的には必要とされる知識は同じなので、リハ関連職種にも非常に役に立つ本だと思います。
①は、EBMの概念を最初に提唱したEBMワーキンググループが出している本です。網羅的に書かれています。その分、分量もお値段も立派です。。。( ゚Д゚)
この本を読めば、医学論文をどのように解釈すればよいのかは必ずわかるといっても言い過ぎじゃないと思います。ただ、説明などがやや硬いので、背景知識がない状態で読むのもなかなか厳しい。 そこで②です。こちらは、実際の臨床現場にありそうな場面を取り上げて、どのように論文を解釈するかなどの手順が医師同士の会話中心の形で説明されています。内容はしっかりしていますが、かなり読みやすく書かれています。
私のお勧めの勉強の進め方としては、
① 以前紹介した『代替医療解剖』を読んで、楽しみながらざっくりEBMの知識を把握する。
② EBMワークブックを読んで、いかに医学論文を臨床場面に落とし込むかの手法を学ぶ。
③ 補足として、わからない言葉やもう少し知りたい内容を医学文献ユーザーズガイドでみてみる。
④ 医学文献ユーザーズガイドを通読する。
⑤ 上記の①~④を行うのと同時に論文も読んでみて、わからないことは適宜、
医学文献ユーザーズガイドで調べる
のような流れがいいのではないかと思います。
是非、楽しみながら、EBMの知識を身につけて下さい。
今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました
理学療法士 倉形裕史