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第三話 梅雨時は「脚の冷えに」にご注意を

2018.06.12 10:40

フェアユングさんのニュースレター第三話です。

♪ 雨あめ降れふれ母さんが~と子供たちが傘を振り回し水たまりの上を ♪ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ・・・飛び跳ねて遊んでいます。童心に帰り紫陽花の葉っぱをめくってみれば、今もかたつむりがそこに居るのでしょうか。

 ジューン・ブライド(6月の花嫁)というロマンチックな言葉もあるように、梅雨=水には全てを洗い流し、清めてくれる印象があります。しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。私たちの体内を廻る水分は、多いほど良いわけではありません。

身体には血管とリンパ管という、ふたつの水脈があります。血管は、血液に含まれる酸素と栄養を全身の細胞に届けるライフラインです。血液は約1分間で身体を一周します。

 血液は、身体を巡る過程でだんだん汚れてきます。どろどろ血液を心臓に戻したら詰まってしまうので、途中で腎臓によってろ過されます。そこでより分けられた汚水は尿になり排泄されますが、そうなるまでの間はリンパ管を流れ、体温が上がれば汗となり体外へ排出されます。こちらはそんなにいそいで巡る必要はありませんのpで、約8時間かけて体内を一周します。それぞれの役割の違いから、血管が「浄水道」リンパ管は「下水道」とたとえられます。

あたりまえの事ですが、私たちは朝、目覚めてから夜就寝するまでのほとんどの時間を立っていようが座っていようが必ず必ず頭が上、足が下の姿勢で過ごします。体内をゆっくりめぐるリンパ管内の「水」は、引力に逆らえず夕方にかけて下半身により多く集まります。特に尿の出が悪く余分な水分が溜まっている「水滞」の方は、脚がむくみ、膨れたリンパ管が足先の血管を圧迫するため暑い季節でも脚の冷えを感じます。夕方になると履物がきつく感じる方は足先を触ってみてください。手に比べ足先の方がはるかに冷たい方は水分を控え、小豆や昆布などの「黒色」食品を務めて摂るようにして体内の水分バランスを整える必要があります。

ーむくみが目覚めを妨げる?-

 朝から晩にかけて、体内の「水」は脚へ集まります。むくみで脚がだるくなった方が、仰向けになり脚を高く上げてしばらくすると楽になるのは、下半身に溜まっていた「水」が上がってくるからです。

 眠っている間は身体が水平になっていますので、一晩かけて「水」は顔の周辺に集まります。自律神経の働きによって、明け方になると血液が脳に勢いよく流れ込むことによって目覚めるわけですが、余分な「水」が溜まっている方は耳下腺付近がむくみ、血管を圧迫すために脳へスムーズに血液=酸素が集まらないので、すっきりめざめることができません。

 なんとか目覚めてもなかなか起き上がれない。頭がぼんやりして、目がかすむ。鏡で自分の顔を見ると、まぶたやえらのあたりがはれぼったい・・・このような状態では、一日のスタートを気持ちよく始められるはずがありません。

 深酒をした翌日に顔がむくむのは、アルコールよりもむしろ水分の影響がおおきのです。お酒は揮発性があるので水よりも軽く感じられるかもしれませんが、限度を超えて飲んでしまうと、さすがに尿による排泄が追いつかず「腎」にもダメージ与えますので、ほどほどにしておく必要があります。

 -ゆっくり飲むー

 飲みこんだ水分が体の隅々まで行き渡り、脳に「水分が足りた」と言う連絡が届くまでには、焼く20分かかります。ビールの一気飲みの様な飲み方をすると、いくらでも飲めてしまいます。

 始めのひと口を、少しの間「口の粘膜にしみこませる」イメージで含んでから飲みこみます。そしてひと口めとふた口目の間、少し時間を開けてみてください。これだけのことで、のどの渇きが早く収まるようになり、飲み過ぎを防ぐことが出来ます。慣れてきますと、ひどく喉が渇いているときでも、ひと口、ふた口で落ち着くようになります。

 自動販売機で飲料を買う時は、缶飲料ですと飲み切るしかありません。蓋を閉め、途中で残せるペットボトルを選ぶのが賢明です。

いかがでしたか。全てがつながりををもっている、一つの流れとして説明がつくわけですね。そう言えば、お茶などの一気飲み、やってしまった後は、食欲がわかず、そのことがきっかけで、体調が思わしくない方向へ行ってしまった、と言う経験がありますね。一気に飲んではダメなんだ。水の流れ、水の滞り、これだけの事なのに、大きな影響があるのですね、特に梅雨、この季節には知っておくべき大切な事です。

 紫陽花、たくさんきれいな花を咲かせてくれています。ガクアジサイの小さな花が一つだけ咲き始めています。いろんな色が楽しめる花。蒸し暑く雨ばかりでの梅雨ですが、雨のおかげで、きれいな紫陽花がたくさん咲いてくれるので、雨にも感謝です。そして大切なお米も美味しく成りますように。。