エミリー機製作記(前編)
わざわざ見に来てくださりありがとうございます。
学祭ではこの機体の展示の他、ドリンクの監修と作成をやらせていただいていました、ティアと申します。お楽しみいただけましたでしょうか?
今回はタイトル通りこのプラモの製作記をお届けします。
以下、学祭で壁に貼っていたものと同一の製作記となります。
・製作開始
使用したキットがこちら。
ハセガワ 1/72スケール ユーロファイタータイフーン(単座型)です。
製作開始当時からエミリー仕様かつ飛行形態での完成を予定していました。
なんとこのキットの購入時期、2016年の12月なんです。
自分でも正確な記憶がなかったので、某通販サイトの購入履歴を漁りました。
当初はこのキットのみでの完成を目論んでいましたが、そううまく行くはずもなく、あえなく参考キットを購入。
それがこちら。
ハセガワ 1/72スケール ユーロファイタータイフーン
アイドルマスター2 菊地真 です。
このキットをご存知の方もいますよね?
プラモ経験者じゃないと扱えないようなデカール(シールのような薄いフィルム、すぐ破けるので扱いが非常に面倒)がわんさか入った鬼のようなキットです。
2012年8月の発売で、とっくに販売の終了しているこのキットですが、中古で安く手に入れることができました。
おとなしく真のキットからデカールを拝借すれば簡単に仕上げることはできますが、私はそうはしなかった。その理由なんですが、非常に情けないことにプレミアのつきそうなキットをキズモノにできなかったからです。
真のデカールを丁寧にカラーコピーしてから参考用資料として机の端に置いておきました。
・製作開始の前に…
この画像は私の2017年4月27日のツイートです。1年以上前ですね。
まずはモチベーション向上を狙って、エミリーのパーソナルカラーに近づけた専用の色から作りました。
結構それっぽい色が完成したのでこんな調子に乗ったツイートをしたわけですが…。
結果として完成が今になっているわけですから、まあモチベーションと製作期間は相関しませんでしたということです。
・今度こそ製作開始
戦闘機プラモのセオリーとして、コックピットから製作するというものがあります。今回もその例にもれず、コックピットから作ったわけですが…、写真がありませんでした。普通に撮り忘れです。
一応その作業工程を解説します。
・コックピット内部をインスト(組み立て解説書)指定の機内色で塗装
・メインパネル、サイドコンソールのデカールをセッターを使って貼り付け
・シートを組み立て、塗装しコックピットに接着
・左右分割された機体パーツで挟み込んで接着
・コックピット内部の小パーツを塗装、接着し、キャノピーを接着
といった感じで作業しました。ここまで終わり、キャノピーにマスキングを施したものが右の姿です。
主翼の接着前にインテーク内部の白く残す場所の塗装とマスキングも済ませてあります。
・塗装(第1段階)
プラモは基本的に薄い色から塗装していきます。この機体は全体に白い部分があるので、まず最初に白を塗装します。
エアブラシを使って白を吹いていきますが、事件発生。なんかキラキラしてるんです。前回エアブラシで吹いたのが金色だったのですが、その際ロクに洗わなかったのか、金色の粒子がエアブラシ内部に残っていたのです。
黒やグレーなんかの濃い色ならともかく、白だとものすごく目立ってしまうので残念ながら再塗装。機体全部を一気に白くしてやろうと大量に塗料を用意したのに…。
気を取り直して塗装し、マスキングを施した姿がこちら。
白いラインの部分を2㎜幅にカットしたマスキングテープで、エミリーのイラストの部分は印刷したイラストを参考にマスキングテープを切り出してマスキングしました。マスキングテープと気合があればだいたい何とかなります。
白を吹く前にキャノピーフレームの黒塗装も済ませてあります。
・塗装(第2段階)
次は主翼の上下両面にあるメタリックのストライプの塗装です。
このためだけにMr.MetallicCOLOR GXのメタルバイオレットを購入しました。ビンそのままの色だとかなりきつい色だったので、プラモデラーにはおなじみの8番銀を少量混ぜて色を落ち着かせたものを作りました。
そいつを主翼全体に塗装、再びマスキングです。
ここでは真のキットのデカール(のコピー)を使用。
ストライプのデカールをコピーしたものに両面テープを貼ったものを用意。それをハサミで切ってマスキングしていきます。
・箸休め、小物製作
機体にミサイルをぶら下げるためのパイロンと増槽を塗装します。
こういった小物は機体を先に仕上げてしまうと、無意識に完成を急ぎ、大変雑な仕上がりになってしまうので先に終わらせてしまいます。
それはそうとして、この右の画像には間違いが1カ所あります。
そうです、パーツを間違えているんです。左下の2つのパーツなんですが分かりますか?
よく形は似ていますが、先端の角度が違います。
この画像が正しいパーツです。
パーツ番号と個数はちゃんと確認しましょう。
今回のミスでは取り返しのつかないような大きな問題は発生しませんでしたが、塗装の手間はいくらか増えました…。
パイロンにぶら下げるミサイルも作っていきます。
左からMETEOR(ミーティア)、ASRAAM(アスラーム)、STOME SHADOW(ストームシャドウ)です。
装備パターンはイギリス空軍所属機のマルチロール仕様と一緒です。
製作にあたっての問題点は特にありませんでした。
今週はここまでです。忘れていなければ続きは来週の日曜に投稿します。お楽しみに!