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季節になりましたね。

2018.06.10 13:50

こんばんは 桃農家 池ヶ谷です。

台風が来るということで、早く収穫しなくてはと、いつもの5倍の収穫量。一族総出で仕分けから箱詰めまでやります。

まーだまだ出てきます。

終わりが見えません。

私の仕事は取ってきた桃を袋から外し、割れや押され、虫くい病気などをチェックし、サイズに合わせてキャップをつけます。

美容師の仕事でいうと、受付してシャンプーする的な感じですかね。


おばあちゃんが店長みたいな感じ。

営業時間が終わっても、ガンガンお客様いれちゃうブラックな会社ですよ(笑)マジで

夜10時を回ってもまだ箱は山積み…


それらを大きさや色合いにより仕分けて、パックに詰めて計りにかけます。

この仕事はまだ、やらせてもらえませんw


威張りん坊で、怒りん坊 (でも可愛いい妻w)が、ここを仕切ります。

確実におばあちゃんの血を一番色濃く受け継いでいる。

上司には絶対にしたくないタイプw



そして出荷前の箱詰め、良品が「アカ」それに少し劣るのが「アオ」です。特良もあります。

信用問題ですから、そのレベルに達していないものは出せないんですね。



サラリーマンの家系で育つとなかなか味わえないのがこの「家業」ってやつ。


「やりたい」とか「やりたくない」とかではなく、


「やるしかない」


って環境。


「疲れてる」とか、「私も仕事してる」とか関係ないし「見たいテレビがある」とか論外


「やるしかない」


家業とはそういうもの。


幼い時からのこの環境に慣れた人達は迷う事なく手伝う。


選択肢が多いと言うことは一見して「自由性」が高いように感じるが、選択肢のない環境にしか得られない、


成長機会がいっぱいあります。


家族や家業、両親に兄弟…自分では選べない環境に、不満や不安、ストレスを感じる事は多いだろう。


何故、この家に、何故この両親の元に生まれて来たんだろう…。




私にはわかりませんがw


みんな頑張ってやった桃は、いつもより美味く、やりきった感は家族の絆を強めているのは事実。

同じ桃でも美味く感じるのは、一生懸命やったからかな。


88歳のばあちゃんはまだやってるよ。

リーダーは率先垂範ですね。

確かに、部下はやるしか無くなるw