雑誌
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
セレクトショップ&カフェ テマヒマ
ただいま大阪高槻で準備中!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
新聞もそうですが、
雑誌のような紙メディアのよさの一つは
自分の興味のない記事、コンテンツも
目に入ってくることだと思います。
昨日終了した民藝と暮らす2018へは会期中に
何度かお邪魔しましたが今日はその中の
トークイベント「雑誌民藝のススメ」での
雑誌民藝の編集者の鈴木理恵さん、
デザイナーの高橋克治さん、
読者代表・陶工の前野直史さんのお話から。
雑誌民藝は日本民藝協会の機関誌ですが
今後への提言ということで、
過去を振り返るだけでなく、今の民藝も!
というお話がありました。
また前野直史さんは、柳宗悦が沖縄の方言を
守ろうと論陣をはったことなどを引き合いに
政治的である必要はないと前置きしたうえで
民藝だけでなく、例えば原発の問題など
民藝をとりまく社会情勢などにも積極的に
発信しては?と仰っていました。
タルマーリーの渡邊格さんも政治的発言を
積極的にされていらっしゃる方ですが、
パンやビールを作る、発酵を考える上で
発酵だけでなく発酵に関わることすべて、
農産物のこと、環境のこと、政治経済に至る
全てに意識を向けていると仰っています。
テマヒマブログでこれまで書いてきた中には
わずか数坪のお店が大層なことをみたいな
内容もありますがカフェやセレクトショプ
食というテーマを通して訴えていきたいです
前野さんは、柳宗悦周辺の濱田庄司、河井寛
次郎、バーナードリーチといった有名人だけ
でなくそうでない人にも光を当てるべきとも
仰っていました。その多くの人の多面体、
多様性こそが民藝だとも。
柳宗悦を中心に多くの人の出会い、つながり
があり、多くの人を巻き込みながら民藝運動
は進んでいきました。今回の民藝と暮らすと
いうイベントもまさに、民藝ブームとも言わ
れる中で、配り手同士、作り手と配り手との
つながりが現代的に表れたものとも言えま
す。工藝風向の高木崇雄さんが民藝と暮らす
の初年度に「民藝は友情だ」と仰ってたのが
印象深いです。
これから配り手、繋ぎ手となるテマヒマでも
雑誌民藝のお取扱いを是非検討したいと思い
ます。
この押入れのあたりを
書籍販売の棚にするのがいいかなぁ。