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Morihiro Asari Official

白寿パーティー

2018.06.11 05:38

新潟の音楽界とフルート界を背負って来られた須貝先生の百寿のパーティーが、昨日賑やかに行われた。


須貝先生ご夫婦は共にお元気なご様子。

こんなにめでたく感動的なパーティーに出席したのは初めてだった。


そのお姿は神々しく凛とされ、神々に選ばれし屋久島の縄文杉を思い出さずにはいられなかった。


孫弟子である私は、よく榎本先生から厳しい先生であることを聞かされていたので、須貝先生のお姿を拝見するだけで緊張した。

それは今でも変わらない。


そっと静かに寄り添っている奥様の姿も素敵だった。

「あ、うん」の呼吸で、お互いをみるでもなくフォローし合う美しいご夫婦の姿が、長年連れ添っている歴史を感じさせた。

集まられた方々が、異口同音「どうやったらご夫婦で長年連れ添っていられるのだろう」と話していた。

須貝先生のなさることを奥様は静かにご覧になっている。

その静かで何でもない幸福感が、須貝先生にまた新たな創作意欲を掻き立てるのだろう。


昨日頂いた

『打楽器とフルートの共演の試み』の楽譜。

二題入っていて、両方共日本に伝わる美しいメロディーのどこか懐かしい曲。


1曲目は、アルトフルートと打楽器で 遠くに雷鳴の轟く日本の美しい里山の夕暮れ。

2曲目は、フルートアンサンブルと打楽器で 楽しそうに集う村人の花祭りの様子。


この創作意欲が先生にエネルギーを与え、奥様に見守られ、奥様を見守る。


それはきっと神々から祝福を受けている。