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コンディショニング

2018.06.11 07:36

こんにちは!

昨日から雨が続いてますね。。

いよいよ梅雨だなあと思わされる天気の連続ですが、この季節は体調の変化も大きくなりやすい気がしますね。



元々雨で偏頭痛が起こりやすい人にとってはかなり過ごしづらい時期ですよね。。

僕もここ数年は気圧の変化が体調に影響しやすくなってきていて手を焼いています。。




ところで、皆さんは体調の変化が歌に影響する事をご存知でしたか?

(風邪の時等は置いておいて…!)


正確には、体調の変化というよりは生活習慣ですね!





これはスポーツをやっている方も共通なのですが、競技をしているとどうしても調子のいい日と悪い日がありますよね?


絶好調の時は何をやっても上手くいくのに、絶不調の日は面白いくらい何をやっても上手くいかない…

僕は学生時代に硬式テニスをやっていたのですが、よくそれに悩まされていました。



僕の場合は、2ヶ月に一度必ず絶不調の日があり、その日は何をやっても無駄なくらいコンディションが悪くて、練習もままならないくらいでした。

幸い、その日が試合に当たる日はなかったのですが、それでも2ヶ月に一度必ず練習を無駄にしてしまうのは競技者としてとても悩ましいものでした。。




当時テニスの世界ではロジャー・フェデラーという選手が世界No.1の選手で、文字通り無双していたのですが、彼は驚くほどいつも安定したプレーをしていたのが印象的でした。


決して超人的なフィジカルでパワー押しなわけでもないし、爆発的なスピードがあるわけでもないし、ビッグサーバー(強いサーブを持つ選手の事)でもない…


とにかく全てのレベルが高次元であり、完璧なバランスを持っていました。

シンプルイズベストとは正にこの事というくらいの選手でした。


彼は10年経った今でも世界ランキング上位に居ますし、それがいかに凄い事かは説明が要らない程でしょう。







僕が当時から思っていて、ボーカリストになってからも思っている事の1つに、「本当に上手な人は、絶不調の時のレベルが高い」という事があります。


同時に、レベルアップするという事は、絶不調の時のレベルが上がる事でもあると思っています。








冷静に考えれば当たり前の事ではあるのですが、気がつけば誰しもが自分の絶好調の時の事をイメージしながら練習をしていると思います。



それは勿論大事です!

良いイメージを持っている事は非常に大事です。


しかし、いざ力を出したい本番というのは、予想もしない事が起こります。





ボーカリストでいえば、緊張もそうですし、ステージの環境(モニターの環境や会場の湿度等)にも左右されてしまいますよね。。


緊張という部分は、0というのも良くないので程よくはあった方がいい部分ですが、ステージ環境に関しては本当に当日まで未知の部分でもありますし、自分ではどうしようもない時も意外と多いのが現状です。




そうなってくると、いつも絶好調のイメージで練習をしていても、それらによってそのイメージとは異なる状態を強いられてしまうのです。


こればかりは、色々な経験を踏んで対処方を学んでいかなければならないと思います。



だからこそ、場数は大事です。

若いボーカリストさんや、まだビギナーの生徒さんによく多いのですが、自信がつくまでステージに出たくないという方がいらっしゃいます。




でも僕らから言わせて頂くと、自信をつけるには場数が必要です。


勿論、僕ら講師の立場でもゴーサインが出せない状態なら別ですよ!笑

それ以外であれば、特に僕らから出てみたら?というレベルになっている方であれば、迷わずトライしてみるべきだと思います!




誰しも最初は初めてですし、初めから上手くいくわけがないのです。

失敗して良いし、ステージという環境を知る事が大事なのです。


お客さんがいる環境で失敗というのも、プロとしては許されない所ではありますが、初めてステージに立つ方にそれを求める事はお客さんもしません。


勿論、ステージに立つ側はしっかりと高い意識を持つ必要はありますが…

お客さんからしたら、お金を払って観ているわけなので、初めてだからというのは通用しませんからね!


でも本当に「良いもの」を持っている方なら、それはお客さんに必ず伝わります。

ミスとかそんなものは案外自分や玄人にしかわからないものである事も多いですからね♪





さて、少し話が逸れてしまいましたが、コンディショニングのお話に戻ります!!


いくら絶好調のイメージばかりするなと言っても、いつでも絶好調というのが理想なのは間違いないです。

絶不調な日なんてやって来ないに越した事はないですからね(>_<)



僕らの調子というとは、そもそもどう決まるのか…





答えは簡単で、ズバリ「生活習慣」です!!!!





何の驚きもないですよね?笑









でもこれこそが最も重要なんです。






スポーツの話ばかりで申し訳ないですが(1番わかりやすいので良く例に出します)、サッカー界でいま1番有名な選手の1人であるクリスティアーノ・ロナウド選手。


彼は美しい肉体美が有名な選手でもありますが、見た目だけでなく成績も超がつく一流。


毎年爆発的なゴール数を記録して、一般的にサッカー選手が下降線に入るという30歳を過ぎてもなお衰え知らずの結果を残し続けています。






彼がかなりストイックにトレーニングを行っていて、同時にかなりストイックな食事管理を行っている事は有名な話です。


着目して欲しいのはそこです。


食事なんです。







人間は(動物は)、食べた物から栄養を摂取して、それが体を作っていきます。


バランスの良い食事は、当然自分の体にとってプラスになりますし、それはそのまま自分の調子をあげる、維持することに繋がります。



嘘か真か、野球のイチロー選手は毎朝カレーを食べるなんていう逸話もありますよね!


飽きてしまうとも思いますが、同じコンディションをキープしたいという意味では、理にかなっていると思います。








ここで紹介してしまうとレッスンを習いに来ている方々に申し訳ないので控えさせて頂きますが、歌にとって良い食生活というのも存在します。


喉が締まりにくくなる、痰が絡みにくくなる等、本当に変わる食生活があります。



僕もそれを実践してからかなり調子のムラが無くなり、当然ながら仕事が捗っています♪笑


仕事という観点を除いても、純粋にいつも歌う事が楽しくなります!








僕のレッスンでは、ご希望頂ければそこまでお教え出来ます。

そしてこれも、一度取り入れてしまえば何度も教わる必要がないものです。


これを希望される方はやはりプロ志望の方が多いですが、反対にプロ志望を自負してこれに直面した時にやれないという事は、ご自身がまだその道に進む覚悟が出来ていないという事でもあります。



歌(声)が商売道具であるのに、メンテナンスを行わないというのはプロとしてあるべか姿ではありません。


同じ音楽の世界において、楽器を演奏するミュージシャンは一流であればあるほど楽器を大事にしていますし、当然メンテナンスも欠かしません。




それが我々ボーカリストは身体についてしまっているものですから、自身がケアしなければ誰にもケア出来ません。


スタジオに入る時などは他のパートの方々のり荷物が少なく済む分、それくらいは頑張りましょう!笑




食事だけでなく、表現者として「使える身体」をキープするのも当たり前の事です。


柔軟や体幹は日課にしていないと、必ずそのツケは回ってきます。



食事に関しては、本番が無い時期や自分の誕生日等に特別解禁日を設けてあげると長続きするので、その辺りは上手くやっていけば良いと思います♪








今回はコンディショニングについてお話ししましたが、如何でしたか?




また次回の更新もお楽しみに♪










Keito Murakami