【今日の暦】二十四節気 立夏
2023.05.14 11:28
二十四節気:立夏(2023/05/05-2023/05/20)
暦の上では夏の始まり。青々とした木々の芽吹きと、流れる風の爽やかさが心地よい季節です。
その一方で雨の日も多く、はしり梅雨といって、これから始まる本格的な梅雨の気配を感じさせてくれる時期でもあります。
七十二候
○蛙始鳴(05/05-05/10)
......「かわずはじめてなく」。春に目覚めたカエルが鳴き始める。おたまじゃくしの姿も見られます。ケロケロ。
○蚯蚓出(05/11-05/15)
......「みみずいずる」。みみずの目覚めはほかの虫たちより少し遅め。農業世界の益虫で、みみずのいる土の植物はよく育つのだとか。
○竹笋生(05/16-05/20)
......「たけのこしょうず」。たけのこの旬!おいしいおいしい!
祭事:葵祭
5月第2の酉の日。2023年は5月15日。
祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつ。
源氏物語にもうたわれる、豪華絢爛なお祭りです。
6世紀、都を襲った大飢饉について占ったところ、「賀茂神の祟り」と出たことから、賀茂神をお祀りする上賀茂神社と下鴨神社で祭礼が行われたのが起源とされています。
葵祭の葵は、上賀茂神社の祭神である別雷神と縁深い植物で、お祭りの日には神殿の御簾から御所車、勅使たちみなが葵の葉や蔦を身に付け、賀茂神のご加護をお祈りします。
参考文献
◇ 『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』新谷尚紀
◇『七十二候の食薬レシピ』大友育美