入浴療法
最近低体温の方が増えています
低体温がなぜよくないとされるのでしょうか。
体温が上がる
↓
血液の流れがよくなる
↓
免疫力が高まる
血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。
つまり
体温が下がる
↓
血流が悪くなる
↓
免疫力低下
↓
体内に異物を発見!
↓
白血球を集めにくい
↓
ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまう!
白血球は、外界からのウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれています。
実は健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできています。その1つでも免疫という監視システムをかいくぐって生き残ると、1個が2個、2個が4個、4個が8個と倍々ゲームのように増えていき、やがてはがんに姿をかえてしまうのです…
というように、風邪は万病のもと
ならぬ
低体温は万病のもと!
体温を上げるには運動やストレッチも効果的ですが、毎日簡単にできる!ということに関しては「入浴」が長けています(私がズボラなだけ)
せっかくなら効果的に体温を上げる入浴をしてみましょう。
「42℃10分」
どうです?わたしにはできそうな気がしません(笑)
そもそも42℃って熱いですよね。
しかし、人間の深部体温は40℃程あります。それを上昇させようというのだから、42℃は納得の熱さです。
しかし熱い!
ここで救世主。入浴剤の登場です!
とある実験で
45℃の真湯と45℃の温泉(草津)にどのくらい入浴可能かというのがありました。
結果は歴然。
真湯は平均80秒
温泉は全員5分以上
浸かれたといいます。
温泉の成分が湯あたりを柔らかくして、長時間入浴を可能にしたと考えられます。
流石に草津の湯に毎日は入れませんが、入浴剤なら可能ですね。
そして、大切なのは入浴後の体温。
真湯では入浴後30分で入浴前の体温に戻る
温泉では入浴後60分で入浴前の体温に戻る
温泉の方が高温を長い時間維持できます。
これは含まれる物質の中で特に塩類が皮膚の表面を膜のように覆い、汗腺を防ぎ発汗を抑える。その結果放熱しにくくなり体温低下を防げる。だから温泉は湯冷めしにくいんです!
毎日続けて体温上げて行きましょう!