1位を狙える素質。
小学生時代から全学年含めてトップグループに位置していた
附属中1年の生徒は、その学校でもトップを
狙っていける素質を持っています。
はっきり言って苦手もなく、
そつなく覚えていく能力もあり、
理解力も備わっていて、要領も良い。
私がこの子を指導して初めて思ったのは
そういうことでした。
現に、中学部に上がってからも
上の学年のトップの子を退けて
模試の偏差値でもトップに立っていました。
平均点が高く、偏差値では上位に
上りにくいにも関わらず、です。
今回は、入学後初の定期試験となりますが、
プレッシャーのかけ方が甘いのかもしれません。
まだ自習中の学習速度が遅く、本来の機動力を
生かした高速な学習が不完全になっています。
これからそういう効率の面は慣れていくとしても、
量的なものも不足していることが伺えます。
家での学習時間も足りていないと思っています。
この子は将来の夢も次元が高いため、
そう簡単に諦めるような次元での学習は
させたくないというのが本音です。
加えて、6年ナンバー2だった子。
この子も、今いる学校ではトップを狙えます。
しかし、まだ基礎習得事項がほんわかとなっており、
多方面にわたって興味が広がっているので、
中1では最も雑学的な知識量が多いと思っていますが、
もっと真剣に取り組めば、そこに
全くミスらない力強さも芽生えてくるでしょう。
この子は主に英語に取り組んでもらいたく、
今日も「漢字2倍やってるなら、英語も2倍しなさい。
そのボキャブラリーじゃ微妙でしょう。
毎週試験範囲狭いんだから、さっさと単語テストを
満点にできるように対策しましょう。」と
伝え、少しずつ圧力をかけ始めています。
うちの小6を1年間経験してきた子たちにとっては、
今中学から課されている課題の量など、
取るに足らないものでしょう。
体感で1/3くらいではないでしょうか?
内容のレベルについてもそうです。
公立での1位の経験はありますが、
まだ附属や私立での1位の経験はありません。
最高でも2位でした。
この子たちの世代では特に、長く一緒に
中学受験を戦ってきた同志としても、
本気で1位を狙ってみたいという気持ちです。