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第273話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(13):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.06.12 23:10

まさに惨めで傷ついた人が自分の感覚を支配できずに、

家族生活の苦しみから抜け出せないように、

浅い水を泳いでいる魚は

秋の灼熱の太陽に苦しんでいました。


じわじわとあちこちの地面の泥は干上がり、

植物たちは熟す前の時期を過ぎました。

思慮深い聖人が

「私は」「私のもの」という考えを放棄するのと同じです。


秋の到来により、

水をたたえながらも海と湖は静かになりました。


まさに、

すべての物質的な活動をやめた聖者が

ヴェーダの規則原則のよる詩節(マントラ)の朗唱を

放棄するようなものです。



…つづく

(10巻20章38-40節)