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歯科助手LABO

歯科助手テスト「RCT回数」解説!

2018.06.13 10:05

歯科助手テストの解説していきますね!まだやってない方、問題を覗く方、HPから問題チェックしてね!



で、今回解説するのは、ほとんどの方が間違えていた、わからなかった問題。

でも、この問題は、すごく歯科治療の本質をついてる問題になってると思うので、ぜひ解説したいと思いました。




Q.RCTの回数は少ない方がいい?


答えは、イエス!!




これはなんでかっていうと、


などの理由から、回数は多ければ消毒がしっかりできる、というわけではないことがわかります。


むしろ、少なければ少ない方がリスクが少ないことがわかると思います。



歯科治療の一番の敵って、なんだと思いますか?



それは、歯質がなくなること、です。



歯科治療は不可逆性(もとに戻すことはできない)の治療なので、歯がなくては治療もできないのです。



そして、歯が割れてしまった場合には、もう残すことすらできません。



せっかく直そうと思ってRCTをしているのに、治療の途中で割れてしまっては、なんの意味もなくなってしまいます。



元々歯が薄くしか残っていなく、やむを得ず治療中に割れてしまう、など、仕方のない状況の時は当然あると思いますが、上記のようなリスクは減らせる限り減らしていかなければなりません。



我々歯科助手にできることは、治療回数を減らすことに直接関与できることは実際はあまりないとは思いますが、スムーズなアシスタントをすることにより1回でも治療回数が減ったら、この上ないですよね!



そして、チェアタイムも1回分減るので、その分他の患者さんを診ることができる。


医院の経営的にもその方が効率がいいはずです。



患者さんにとっても、時間も、精神的にも、金銭的にも、回数が少ない方が楽に決まってます。




どんな面から見ても、RCTにかんしては、回数が多くて良いことはひとつもないと思っています。




なーんてことを考えながら仕事してるのが歯科助手委員長レイラなんですね~(笑)




結局ね、こういう考え方をしていると、どんな仕事しても上手くいくんです。営業しても事務だとしても、どこかの店員さんだとしても。



大事なのは、回数が多い方がいいか、少ない方がいいか、それを「知識」として入れることじゃないんです。



RCTの本質(歯科治療の本質と言っても過言ではないかも?)の部分の、


歯科治療=感染を取り除いて人工物で補う


という部分を「捉えて」いれば、今日解説した理由なんて歯科に携わっていなくても想像がつくはずです。




物事の「本質」を「知る」でなく「捉える」力、考察力。

これがあなたの社会人としての真価に繋がるでしょう。



さて、あなたはRCTのときに、どんなことを考えながらアシスタントしてますか?