式を巧みに使うこと。
2018.06.13 14:29
「君は、もっと途中式を書いた方がいいよ。
式を書くと、持ち前の計算技術によって、
解き方に技が光るようになる。
目先のことを暗算できる力は、これから
あまり重要ではなくなってくる。
いいかい。君が今暗算でやろうとしたことを
全部式を書いて、技を使って解く。
君が目指すのはこういう解き方だ。
こっちの方が断然かっこいいし、美しい。」
全部をまとめて立式したものを見せます。
それを、交換法則・結合法則や分配法則を使って
どんどん整理していきます。
10×6-(6×6×3.14×1/4+4×4×3.14×1/4+2×2×3.14×1/4)
=60-(9×3.14+4×3.14+1×3.14)
=60-14×3.14
=60-43.96
=16.04
ー「どうだろう、解くのに1分もかからない。
式を書くのは、決して面倒な作業ではない。
目の前に料理する相手が現れたくらいの感じで、
まずは式を用意してから考えた方が、
現実的には高速で解くことができる。
君は今先生が解いている途中式を見て、
何が起こっているか全部分かっただろう?
普段の小テストの計算問題が解けているならば、
必ずこの解法が見えるはずだ。
高速で解きたいならば、だからこそ
途中式を書いた方がいいんだ。」
最終的には答えさえ合っていれば
正解になるので、だからこそ途中式指導は
個人個人相手に行っていく必要もあります。
演算におけるスキルアップは、
この先の学習にも大いに役立ってきます。