むち打ち(頸部捻挫・外傷性頸部症候群)の治療
みなさんは交通事故後の症状といえば何を思い浮かべますか?
おそらく『むち打ち』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実際、交通事故後の症状で『むち打ち』はかなり多いです。
その『むち打ち』の症状としては、首の違和感・腕の痺れ・背中の痛み・腰痛・吐き気・耳鳴り・めまい・ふらつき・疲労感などがあります。
交通事故によって頭が前後に大きく振れることで発生する『むち打ち』ですが、その際に首などの筋肉や靭帯、神経などの組織が引き延ばされたり圧迫されることで上記の症状が現れます。
さらに、身体にかかった急激なストレス(負担)により、自律神経失調症状が起こる場合もあります。
上記のめまい・ふらつき・頭痛・疲労感は自律神経失調症状である可能性もあります。
筋肉などの組織が引き延ばされたり圧迫されたりして損傷した場合、その損傷が修復される環境を作ることが必要不可欠となります。
そのために用いるのが『微弱電流』です。
『微弱電流』は、細胞内にあるミトコンドリアの活動を活性化してエネルギー(ATP)の産生を促すものです。
そのエネルギーは身体のさまざまな機能に使われるもので、傷ついた組織の修復にも多く使われます。
逆にいうと、ミトコンドリアの活動が低下していてエネルギーが不足する状態だと、傷ついた組織の修復が十分に行われないということになります。
つまり、回復が遅くなり症状が長く続くということです。
よく、交通事故後初期に牽引療法(首を機械で引っ張る)を行うところもありますが、首周りの組織が引き伸ばされて損傷しているところをさらに引っ張ったら余計に損傷がひどくなりますよね?
また、交通事故後は筋肉は外部からの刺激から身を守るために緊張(硬く)しますが、筋肉が硬いからといって初期からマッサージ(類似する手法含む)を行うと組織の損傷を悪化させて症状が酷くなることが多々あります。
事故後初期に必要なのは傷ついた身体が回復しやすい土台を作ることであり、積極的に刺激をする段階ではありません。
そのため、まずは微弱な電気を流すことで回復機能を活性化させて治るための環境を整えていくのです。
事故後初期の症状がある程度改善されてきたら次の段階として『超音波療法』を用いて、痛みや痺れなどの症状を緩和させるように治療を進めていきます。
当院では患者様一人一人のご相談に真摯に向き合い、丁寧な説明と丁寧な施術でみなさまの健康の手助けをしています。
お身体に関するお悩みのある方は是非当院へご相談ください。