子どもの第3の場所に
コミナスキッズでは平日の昼間でも
小学生のお預かりが時々あります。
「一時保育専門託児ルーム コミナスキッズ」の
対象年齢は小学6年生までになっています。
対象年齢を決める時に
お預かりのニーズとして
どんなケースがあるか考えました。
その時に、不登校の子どもの
第3の居場所として
使ってもらえたら
少し役立てるのではないかと思い
小学6年生までを対象としました。
私は、子どもの発達支援をやってきた経験から
発達特性があることで、小学校に適応できずに
時々、不登校になってしまう子どものケースを
見てきました。
低学年では、ADHD、ASD
学年が上がることで、学習の遅れから
LDなどの学習障害で悩む
子どもや親御さんがいます。
今回もそんな悩みを持つお母さんからの依頼でした。
兄弟でタイプの違う発達特性があるために
兄弟間のトラブルが増えてしまって
お互いの関係をこれ以上拗らせない配慮方法として
コミナスキッズを利用してくれました。
この場所に強い抵抗がない子どもであれば
発達特性があっても、一時保育の利用はできます。
自閉症のお子さんも数名利用してくれています。
発達特性が強いお子さんの場合
通常よりも緊張感の強い毎日が
続いてしまいます。
そんなお母さんが
少しの時間でも育児から解放されたり
他の兄弟姉妹とゆっくり関わる時間を
確保することに使ってもらえると
いいなと思っています。
わずかな、サポートしかできませんが
子どもも違う環境で過ごすことで
新しい自分を知ることもでき、
違う自分を表現できるきっかけになればという
思いで関わらせてもらいます。
一緒に数時間赤ちゃんと過ごす時間が
あったのですが、
上手にあやしてくれたり
泣きそうになると、おもちゃを鳴らして
気持ちをなだめようとしてくれたり
自然と優しい行動が見られました。
子どもって、誰にも指示されなくても
小さい子には労りの気持ちを持てるというのが
よくわかる出来事でした。
いつもは、乱暴だったり
勉強が苦手だったりといった子でも
本当に大事な部分はしっかり育っているので
それで十分立派なことだと思うのです。
不登校の原因、理由はさまざまです。
学校に行かないから困った子どもだと
見てしまうかもしれません。
でも少し離れたところから
子どもの姿を見ることで
本当の子どもの姿に気がつくかもしれません。
子どもが自分らしくいられる場所けれども
決して居心地がいいばかりではない場所として
コミナスキッズを活用したいと思っています。