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マヤ

『W旦那+(プラス)』 the "no" phase⑲ 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.06.14 04:20

「おとーしゃん、お茶くださーい!」




「お茶か?」




公園を出てすぐに保冷バックを開けてみた。




「水筒カラッポだね」




「お茶あるよ♪」




隆臣が入り口付近にあった自販機を指差す。




「待ってよ」




臣はジーンズの後ろポケットに入れていた長財布を取り出した。




「カードしか入ってないな…」




「おとーしゃん、お金持ってないの?」




「現金は隆二に渡してるからな」




「たぁくん持ってる‼」




「おとーしゃん、シャンシャン🐼とってぇ」




「ん」




隆臣が背負っているパンダリュックをおろして隆臣に渡した。




「シャンシャンずいぶん汚れてきたね  笑」




「開けてぇ!」




「ほい」




「パンマンある?」




「アンパンマンの財布だね、開けるよ」




「たぁくん、おこじゅかいある?」




臣と一緒に財布の中を覗きこんだ。




「うわ…隆臣お金持ちだね」




「そーなの?」




「いっぱい入ってる…あれ?これって…」




大きめのアンパンマン財布の中には、

お札と小銭がバランスよく入っていて、

小さなネーム入れに、臣と隆二の連絡先が書いてある。




迷子になった時のことを想定して、隆二が用意したのだろう。




「…あいつ」




臣がエクボを見せて笑った。




「どしたの?なぁにこれ」




「ん?隆二パパの愛がいっぱい入ってたよ」




「パパのぉ?」




「そうだよ。隆臣はパパや沢山の人に愛されて幸せだね」




「おとーしゃん、お茶くださーい‼」




「あ‼ごめんごめん💦…てか、聞いてないし  …笑」




「じゃ、お小遣いから借りるね」




「どーぞ」




ペットボトルのお茶を買って隆臣に渡すと、

「んく…んく…ぷはー💨」と美味しそうに飲んだ。




汗をいっぱいかいて、モヒカンもぺしゃんこになってる。




臣は隆臣の髪を触りながら言った。




「帰ってお風呂入ろうな」




「おとうしゃんも、ぷはーしゅるの?」




「うん、隆二が帰ってきてからね  笑」





つづく