【実話】ある精神科医と看護師の会話
私は一時期、総合病院で働いていたことがある。
最近、あることをきっかけにその病院にいた精神科医Kのことを思い出した。
診察時間外、「治験」を行う製薬会社の二人の営業マンが K医師を訪ねてきた。
治験とは「新しい薬を開発するために、人での治療の効果や安全性を調べる試験」、人体実験みたいなものである。患者は「無料」で新薬を試せる。あるいは「治験バイト」で高額を稼いでいる人もいる。
その腰の低い営業マン達が笑顔で診察室を出た後、K医師は看護師に向かって「ハハハ、これでまた大儲けできるな!」と高笑いしていた。まるで「悪代官😈」のように⋯。
別の日、ある患者が診察室を出た後、K医師は看護師に向かって「今の患者、めちゃ暗かったな😆」と笑いながら言っていた。あのさ、明るかったらこんなとこに来ないやろ。
精神科のカルテは、他の科とは比べ物にならないぐらい分厚かった。異常に分厚いだけではなく、一人に対してそれが何冊も続いていくのだ(何年も)。
それだけ投薬量が多い。処方した薬の副作用を抑える別の薬、どんどん増えていく薬の量とカルテのページ。これって治療になっているの? 根本的解決にならず、「薬漬け」「食い物」にされているだけに思えるよ。
そのK医師はもう独立してその病院にいないが、ラジオで相談に答えたり大活躍しているようだ。ホームページには「ワ●○●接種した人を優先」と堂々と書いてあるので、あの頃とスタンスは全く変わっていない。
精神科だけではなく病院全体の「健康診断・人間ドッグで儲けるビジネス」も気になる。病院にそれ専用の営業マンがいて、企業周りをするわけだ。
お中元、お歳暮も届けちゃうよ〜。来年も、再来年も、継続的によろしく〜! 悪い値が出たら、当病院で治療しまっせ!💧
(意義あり!そもそも健康診断って、会社から「強制」されるべきものなのか?)
このように実際に見聞きすると、余計に「冷めた気分」になる。それは私にとって「有益」な体験だったとも言える。