感想059-061 #荒野に希望の灯をともす(劇場版)
喫茶 壁と卵
#壁と卵の小さくて親密な映画の会 VO.1
#荒野に希望の灯をともす(劇場版)
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#カベタマシネマ
武田望様 (059)
私はキリスト教徒ではありませんが、この映画を通して中村哲さんの中に、イエスの姿を見たような気がしました。
異邦人として一人、日々奮闘する姿。医療者として人々の病を癒し、でも干ばつで村に人がいなくなり、「私の仕事はもうなくなった」とそのまま去ることもできたはずなのに、そうではなく、より人々の命の源に近い「水」を授けるということを選んだ。そして彼は自分で用水路を作るという「無謀な」計画をはじめました。終始、まざまざと「人を本当に愛するということはどういうことなのか」を見せつけられているような感じがしました。愛するということは、生半可なことではないと。
そして、彼の偉業に圧倒され畏れおののく一方で、一人の人間が為せる業の大きさを感じました。中村氏から「君は何をする?」と問われている気がしました。映画を見終わったあと、私にだって何か出来るんじゃないか、自分の人生を人の役に立つよう、使ってもらおうと思いました。この映画を観る前と観た後では違う人生だと思います。
藤井宏太様 (060)
平和を祈るだけでなく、自ら実践した中村さんの足跡に尊さを感じました。
皆が中村さんのような壮大な業績を成せないとしても、
職業や日常の生活、人への接し方を通じ、
平和への意思を示すことはできますし、
それはささやかな実績でもある。
そう考えさせられましたし、できるのか問われている気がしました。
もんち様 (061)
開始数分、石橋蓮司さんのナレーションでもう号泣してました。
外国で医師として働くこと自体とても大変なことなのに現地の人に寄り添い、医療にとどまらず、水路をつくることに尽力する、希望、信義、親愛の人、谷津監督のことばにうんうんとうなずくばかりでした。
私も中村哲さんみたいにたくさんの愛をもって関わるすべての人に接しようと思いました。
大好きなお二人の、大事なお店カベタマでこの映画が観られて本当によかったです。
ありがとうございました。