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yoyo

いつでもそうなれる

2023.05.18 12:49

今年度に入ってから子どもの調子がすこぶる悪い。2週間に1回のペースで熱を出しているし、今週は火曜に熱を出して仕事を早抜けして迎えに行き、結局今日まで休んでいる。昨年までは自分が看病すれば良かったが、今月から職場に育休から復帰した方がいらしてその方もてんてこまいなので、看病は祖父母に頼んでいる。とはいえ祖父母も仕事があるのでそう何度も頼めない。


なんというか、なんなんだろうと思う。そこまでしてやらなくてはならない自分の仕事ってなんなんだろうと。職場の人はみんないい人で、わりもいいし、こんな楽な仕事ないと思ってなんの疑いもなく今日まで続けてきたけれども、この状況になってやっと得ている報酬と子どもと過ごす時間とを天秤にかけることになって、それはもう圧倒的に子どもと過ごす時間だなと、気づいていたのに日々の忙しさにかまけて流していた事実に向き合うことになる。このまま仕事を続けていたら絶対に後悔すると思い、家族に相談し、2年ぐらい収入なくてもええかと言うことになり、来年からは仕事をやめる方向で考えている(本当を言うと今すぐやめたい)。


仕事をしないという選択はいつでもできたのにそうしなかった理由は色々あれど、「普通ではなくなる」ことへの恐れというか、仕事をしている意地のようなものがあったのは確かで、それが考える行為を阻んでいたと今になって思う。普通ってなんだとか思っている一方でそういう気持ちもあったのだ。生き方に王道はないのに。


平日、子どもを病院へ連れて行くとき、真昼間の明るいひかりの中をゆったり歩く人々を眺めては、私は一生ああはなれないと目を細めていた。悲しみ、羨ましさと諦め。でもそうなれたのだ。立ち止まって考えれば、気持ち一つで。

暇だったら暇な分、時間を薄く伸ばしてしまうタイプの人間なので、その2年の間にやってみたかったことをやろうと色々考えている。