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国際社会の真実を伝える新保守メディア SPECIAL WEEK

米朝首脳会談 注視すべきは敵対国の動向だ

2018.06.15 08:47

米朝首脳が史上初めて顔を合わせた歴史的な会談は非核化へのプロセスに言及し、北朝鮮の非核化と米朝関係の正常化のスタートとなった。


しかしいわゆる西側諸国が主導した北朝鮮の融和路線に対し、敵対するロシア・中国・イランの動向が今後カギを握ることを理解しておかなければならない。このまま露・中・イランが黙っているはずがないのだから。


6/12 米韓演習の中止言及歓迎か ロシア(毎日)

【モスクワ=大前仁】ロシア外務省は12日、米朝の共同声明署名と、トランプ米大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したことを歓迎する声明を発表した。

ロシア側の声明は「米国と北朝鮮の関係正常化は核問題を含め、朝鮮半島の複合的な問題を解決していくために不可欠の要素だ」と指摘。米韓合同演習の中止に触れたトランプ氏の発言について「挑発的な行動を控えることは(朝鮮)半島の緊張を緩和し、信頼する雰囲気を作り出すために必要な一歩となる」と前向きに評価した。


6/12 中国、会談を歓迎も頭越しの関係改善に警戒(産経)

【北京=藤本欣也】中国の習近平政権は今回の米朝首脳会談について、「新たな歴史を創造するものだ」(王毅国務委員兼外相)と歓迎している。

王氏は12日、歓迎の意を示す一方、「朝鮮半島問題を解決するには全面的な非核化を実現するとともに、北朝鮮側の合理的な安全保障上の懸念も解決しなければならない」と主張した。


6/12 イラン、北朝鮮に警告 「トランプ氏は帰国前に合意破棄の可能性」(ロイター)

【ロンドン=ロイター】イラン政府は12日、トランプ米大統領が米朝首脳会談で交わした北朝鮮の非核化に向けた合意を数時間以内に破棄する可能性があるとし、金正恩氏に対し、トランプ大統領を信用しないよう警告した。

イラン政府の報道官はトランプ大統領がイラン核合意離脱を決定したことに言及し、「北朝鮮のリーダーがどのような種の人間と交渉しているか分からない。米国に帰国する前に合意を破棄しないかさえ定かではない」と語った。

さらに「この男(トランプ大統領)は米国民を代表しておらず、有権者が次の選挙で距離を置くことは明白だ」とした。


6/13 露外務省、トランプ大統領と金正恩委員長の会談にコメント(スプートニク)

ラブロフ外相は記者らに対し、「我々もあなた方と同様に、テレビを見て双方によるコメントを追っている。文書については、我々は見ていない。私の考えでは、文書はまだ公表されていないが、会談の事実そのものが、もちろん、前向きなものだ」と述べた。