時期
2018/6/24
なぜ、2018/4/26-2018/5/8を、スペイン巡礼の期間にしたのか?
それは、2週間近く職場を休めるこの期間が、ベストだったからだ。
職場では、この4月からワークライフバランスを積極的に取り組むことなった。
特にGW中は休暇が取りやすくなったのだ。
行った結果はどうだったか?
出発直前の天気予報は、巡礼期間中はほとんど曇りや雨。
実際は、ほぼ予報通りの天候だった。
予想では、最低気温がマイナス3度の日もあったが、+4度と外れてくれた。
その後、現地は、5月後半に雪が降ったとの事。
今年は異常気象だそうだ。
そんな気候の中、寒くてガタガタ震えることも、雨の中を歩かなかった点は幸運だった。
日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の統計データを見てみる。
2017年5月のフランス人の道の巡礼者数を日当たりで試算した。
サンジャンピエドポーからスタートしてサンティアゴまでは約30日で到着する。
このデータは到着した日をもって集計したもので、その点は試算では考慮してない。
1年分を試算にしたのが下の表だ。
黄色に着色した部分が、その街の宿の定員をオーバーした月。
サンジャンピエドポーの巡礼事務所で配布されたリスト(収容1)を見てみる。
Roncesvalles(ロンセスバージェス)は総定員は183名。
11月から4月までは定員に収まっているが、他の月は大きく定員オーバーだ。
Zubiri(スビリ)は174名なので、同様に定員オーバー。
巡礼路の他の街でも、夏のシーズンは4月の2倍の巡礼者になる。
寝袋持参でテント泊や野宿も考えざるを得ない。
逆に、冬場の12月〜2月は巡礼者は少ない。
但し、それに応じてオープンしているアルベルゲも少ないのが難点だ。
実際には、巡礼事務所の配布リストに、掲載されているアルベルゲ以外のホテルやホステルにも宿泊できる。
その人数は、収容3から推定すると50人から150人位だろう。
巡礼路の街々がそれほど大きな街でなければ、その宿泊者数は期待できないと思われる。
このようなことから、巡礼者が増え始める4月末から5月初旬を選んだことは正解だったと思う。
4/29に宿泊したZubiri(スビリ)のアルベルゲの様子。
午後3時あたりから、宿探しをしている巡礼者が何人も訪ねてきていた。
アルベルゲ難民だ。
この宿は、予約だけで満員だったので当日分のベットは無しとの事。
オスタリオが他のアルベルゲに電話して空きがあるか聞いていた。
今回の巡礼では、穂が出始めた麦畑や数多くの野草が目を和ませてくれた。
欲を言えば、もう少し野草が多く咲き乱れる時期に歩きたかった。
来年を期待しよう。
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