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麻雀ぐぅ~ぐ

5月19日(金)くもり

2023.05.19 04:36

こんにちは。麻雀ぐーぐです。


本日も先週の金曜と同様ノーゲススタート。優しいどなたかお助け下さい。


というわけで、ブログ日和ではないのですがこのままだと永遠に書けないので今日は思い切って前置きなしに昔話シリーズを進めていきたいと思います。


もし途中でお客様ご来店するようなことがあれば中途半端にアップすると思いますがご了承ください。


一応4月の頭くらいに昔話をまとめた記事をアップしたので興味のある方は読んでからお越し下さい。ただし、時間の無駄したっていう苦情は受け付けません。


まあ読まなくてもざっくりとしたあらすじから書くので適当に読み進めて頂ければと思います。



あらすじ

「紆余曲折を経てIT系の派遣社員となったリーチの人。しかし自分の居場所はここではないと悟り、株で一儲けを企むも失敗。借金を背負い、一発逆転を狙ったカジノで大敗。あとがなくなり最後のFX勝負へと挑むのであった。。」




・・・では続きをどうぞ。




2011年3月17日未明。

ドル円相場は歴史的局面を迎えていた。


急激なドル安円高。


多くの日本人トレーダーがまだ眠りの中にいたであろう頃、1人の男はチャートを監視し続けていた。

そして、あろうことか、この急激なドル/円の下落に立ち向かってドルを買い集めていたのである。


きっかけはその数日前に起こった東日本大震災だった。


まだFXを始めてたった数か月の男は、すぐに単純な考えで円の価値が下がるだろうと判断した。こんなに危険な状態の国の通貨を買っていたら、自分ならすぐに手放すと考えたからだ。


そこから少しずつドル買いを進めるが、間違いに気付くのにそれほど時間は掛からなかった。


保険会社が支払準備として海外資産を円に替えるとの観測があったり、原因は色々あったのだろうが、その真相は未だによくわからない。


とにかくあの震災の日から、男の思惑とは逆にドル/円はさらに下落を開始した。


あのとき、唯一褒められる行動を挙げるとするならば、一気にドル買いをせずに、少しずつ買い進めたことであろう。


消費者金融から現金をかき集め、さらに友人にも頼み込んで用意した数百万程度の元手(借金)ではあったが、証拠金にはまだ少しの余裕があった。


1円下がっては1枚。また1円下がっては1枚。


間違いに気付いていながらも、

「これだけ急に下がっているんだ。もう少しで反転する。」

半ば祈りにも似た気持ちで、少しずつ少しずつドルを買い進めた。



そして運命の日。


円は戦後最高値(ドル最安値)を更新。

さらにドル安は止まらず市場はパニックに陥っていた。


そんな最中、男の頭は意外にも冷静だった。


79円で1枚ドル買い。


78.5円で2枚。


しかしドル/円の下落は止まらない。


78円で3枚。


止まれ。


77.5円で4枚。


止まれ・・・。


77円で5枚。


頼む・・・。


76.5円・・・。



・・・ここで男の取引口座が悲鳴を上げる。これ以上下落が続けば必要証拠金が足りなくなる。


ポーン。ポーン。ポーン。

鳴り続けるアラート音。


下げ止まらないドル/円。

震える手。


目前に迫る強制決済。


「終わった・・・。」


しかし、諦めかけた男に一瞬の閃きが。


「何枚か決済すればもう少し耐えられるんじゃないか・・・?」


思った瞬間に、自分でも驚くほどの速さで決済注文を出していた。


その直後、ドル/円相場は1ドル=76円25銭という値を付けようやく反転。

急激に切り返して上昇を開始。


「間に合った・・・のか?」


幸いにも決済した数枚以外のポジションは無事だった。


ギリギリのところで耐えきった・・・。急激な下落を開始してからものの数分の出来事であった。


だが、安堵の長いため息を吐いたその瞬間、すでに男の勝負の行方は決していたのかもしれない。


ジワジワと値を戻し始めるチャート、回復していく口座残高。

これらを眺めていた男が自分でも信じられない行動に出る。


全ポジション決済。


78円台後半まで値が戻り、収支がほんの少しプラスになった瞬間の出来事であった。

ようやく切り返して、どう見てもここから上昇を開始すると判断する局面である。


なぜこの行動を取ったのかはわからない。

ただ予想することはできる。


男の精神は限界だった。


取引口座に入っている残高はすべて借金によるものであった。

株で負け、競馬で負け、一発逆転を狙ったカジノで大負けした。

膨らみ続ける借金に後がなくなり、最後の勝負のつもりで始めたFXだった。


「もしまたあの下落が来たら・・・。」


男の精神は限界だった。


翌日。

日米欧の協調為替介入(円売り)によって79円台から81円台後半まで急上昇するドル/円のチャートをぼんやりと見ながら、男はFXから一度身を引くことを決意した・・・。




・・・はい、まとめると、残り5千点持ちくらいのところに親のダブリーを受け、どうにか3面張の平和ドラ3で追いついたのにヒヨってオリて一発ツモを逃したって感じですかね。


・・・よくわからないですね。


ちなみにあのとき持ってたドル/円のポジション、たぶん20枚くらいだったと思うんですが、そこで気絶して今起きたとすると余裕で1000万以上のプラス。投資は余裕資金でという言葉の重みを感じますね。無理ですけど。


というわけで今回はFXをやったことない方にはちょっと小難しい感じになってしまいました。


簡単に言うと、株で負けてカジノで負けてFXでビッグチャンスを逃して引き分けたって感じです。これにより私の借金は200万円のまま変わらず。


しかし、次回、「リーチの人反撃編」!?

どうやって借金を返したか・・・まあ大体想像がつきますよね。私が真っ当に働いて返済するわけありませんからね。


また時間のあるときにでも。


では、本日も皆様のご来店をお待ちしております。

ほんとに誰かお願いします。