不安を残さないように。
中学1年生たちへの定期テスト前の時間に
告げたのは、「不安を残さないようにする」という
そのことです。
生徒たちはすでに試験範囲は終了させており、
その点はかなりスピード感があったと言いますが、
火曜日に発破かけたこともありまして、
やはりその能力の高さを伺えました。
私立の子はひたすら塾で千本ノックのように
単語や漢字の習得に勤しんでおり、
もはや名物の人みたいになってきています・・。笑
数学も理科も読解も、学校から課される課題の中で
なんども修正されながら知識が深まっているようで、
あとは詰めていくだけかなという段階に入っており、
苦手なことについての取り組みがとても光る努力家で、
本当に尊敬をしています。
「不安」というのは、ここでは社会科と国語科のことです。
特に中学で新しく習う世界地理の内容についての
未習得事項が多く、来週期末の生徒たちはまだそこを中途半端に
しながら過ごしているように見受けられました。
また、文節・単語の基礎理解が本当に曖昧で、
その点についても不安はまだ残ります。
少し解説も行いましたが、ちょっとの解説よりも、
なんども自分で教科書を読み直してちゃんと理解する
そのプロセスをしっかり追えるということが
この時期にはとても重要だと思っており、それが今後の
定期テストへの学習に向けたラーニングスタイルに
なっていくものとも考えています。
小学生時から、やや苦手なことには
手が遠退きがちであった性質も理解しており、
塾では集中的にやったら嫌なことばかりをさせ、
「数学したい」「英語したい」を一切排除して
「できるでしょ、どうせ。できないことをしなさい。
どうしても分からないなら解説もするけど、まずは
やってみようという気持ちがないと何にもならないよ。
で、できないことをできるようにするコツを掴んでください。」
と、そのことを伝えてゆきます。
まだまだ、あともう少しだけ手がかかりそうです。
私が自由自在に授業をする日はまだ遠そうな感じがします。
定期テストで結果も出ないのに、私が自由自在に授業をしても
大した結果に結びつかないことは目に見えていますから。
中学3年生みたいに全く手がかからないような状態になり、
時に悩みを打ち明けながら解決をしたり、
テーマ学習としての難題に時間をかけて
楽しんでみたり、そんな本来的な塾の機能が生じてくる日を
目指して、生徒たちの試験対策を優先している日々です。