猫の知能(ちょっと付け足し。クチコミのクレームと擁護に対する回答も)
レビューで当院を貶してる方と擁護している方がいらっしゃるので、ここは一つ、猫の知能に関してお話しようかと思います。クレームに対する言い訳?回答も含みます。
特に義足のモーゼスさんはかなりの長文で擁護していただいているので、感謝の印に。
猫の知能は人間の2〜3歳、もしくは4歳くらい、と言っている学者もいます。
また、猫を飼っている方はよくわかっているかと思いますが、猫ちゃんは自分の名前を聞き分けることが可能です。
本来、言葉を理解する機能というのは、大脳新皮質という場所が管理していて、猫ちゃんはそこが小さいのですが、必ずしも大きさだけで知能が確定する訳でも無いようです。
特に大脳辺縁系の扁桃体という、感情を司る部分は人間より発達していると言っても良いくらいで、警戒心や危険を察知する能力にたけています。
家でケージに入れられるのを嫌がったり、それなのに病院から帰る時には自分からケージに逃げこむことができるのはこのことからですね。
ケージに上の蓋と横の扉があるのに、上から入れなかったこと程度をレビューでこき下ろしていますが、押し込んだのではなく、子猫だからそのまま中に入れた、が正しいです。
猫ちゃんの性質上、上から入れるのを嫌うようになると、飼い主さんが困る様になるかと思ったのですが、その後どうしているでしょうか。
猫ちゃんを飼っている人はよく知っているかと思いますが、病院に行く際に、ケージの上から入れようが、横から押しこもうが、すごい大変です。
僕も猫のチビを飼っているから、間違いありません。そこを横から入れて、本猫もすんなり入ってくれたのに、正直、そんなことに文句を言われても、という感じですかね😅
もう猫ちゃんも大人になっていると思うので、ケージの上から入れようとしても入ってくれない猫ちゃんと格闘しているころでしょう。
ちなみに僕を擁護してくれている義足のモーゼスという方は藤井八雲というハンドルネームを貶していますが、この藤井八雲という名前、僕が昔(中学生、高校生だから25年は昔ですね)好きだったサザンアイズという漫画の主人公の名前です。
インド神話を元に描かれていて、大好きだった覚えがあります。
そうすると同年代の人が、なんなん、なんていう言葉使いをしているのでしょうか。
それはちょっと無いかな、と思ってしまいます。
義足のモーゼスもグーグル検索しましたが、とても良い作品ですね。とても可愛らしく、気に入ってしまいました😄アメリカの映画にインスパイアされたそうですね。
元ネタとその作品です。
https://m.youtube.com/watch?v=zFAlZttXfvE
こちらがアメリカの映画
https://m.youtube.com/watch?v=byAfC5yW_hw
こちらが個人制作のアニメーションです。
アニメ、というより、コメディな感じの楽しい作品になっています。
義足のモーゼスさんのハンドルネームを検索してみて良かったと思えるくらいには楽しい作品ですね。おすすめします。
ちなみに猫ちゃんの知能のレベルが曖昧なのは、その性格によるものです。
当然ながら、実験に付き合え!と言って手伝ってくれる訳は無いのですから、ワンちゃん以上に気まぐれな猫ちゃんの知能を測るのは難しいようです。
その行動が人間の2〜3歳くらいの子供が取る行動に似ているため、そう判断しているだけなんですね。
昔、バラエティー番組で自分で家のトイレで便をして、水も自分で流す、という猫ちゃんが特集されていたことから、もしかしたらもっとずっと知能のレベルは高いのかもしれません。
例えば、ある実験で、部屋の中で声が聞こえた際に、扉を開けて中には人がいなかった時、猫ちゃんは驚きを示すことがわかっています。
少なくとも、声がする=人がいる、というようなことはしっかりと理解できるということです。
当たり前じゃん。と思うかもしれませんが、状況を想像しながら考えてみるとすごいことだと思いませんか?
追記
最近はネットの発達もあって、時間が無い開業医でも、有名獣医師の講義を聴くことができます。
以前もお話したように、子供の頃の愛読書が百科事典という知識欲の塊のような性格をしているので、勉強が楽しいんです。
それを初めて猫を飼って、初めて動物病院に来た人に知識が無いと言われると困ってしまいます。
少なくとも、友人の獣医にはなんでそんなことまで知ってるの?と言われるくらいには知識があるつもりです。
なので、皆さんには安心して診察に来ていただけると嬉しいです。