かつてフランスをとりこにした意外過ぎるアニメ
とりこにした、と言ってもやや語弊があるのですが、とあるアニメがフランスで視聴率100%を記録したことがあります。
そのアニメの名前は、UFOロボ・グレンダイザー。何それ?と思う人しかいないんじゃないかと思います。
すごい分かりやすく言うと、この作品マジンガーZの続編なんです。
その当時、40年前くらいのフランスには、テレビ局が2社しかなく、さらにフランスで作られたアニメというのはストーリー性が無く、よくある一話完結型の子供向けアニメしかなかったことから始まります。
しっかりとしたストーリー性のある日本のアニメは当時のフランスでは大流行し、どれもこれも凄まじい視聴率を得ることが出来たとか。
そこで起こったのが、そのたった2社しかないテレビ局のアニメ放送合戦です。
日本のアニメを見せれば視聴率が取れる!
シティハンターやベルサイユの薔薇など、様々なアニメが放送されていたそうです。
そこで出てくるのが、冒頭のグレンダイザーです。
フランスで放送されたアニメの最初期に当たる、当時では考えられてなかった、ストーリー性抜群のアニメーション。
しかもその内容はマジンガーZやキューティーハニーで有名な永井剛先生が書いたものです。
その結果が視聴率100%という、あり得ない数字。
各家庭全てでグレンダイザーが流れることになりました。
追記
このグレンダイザーはマジンガーZの続編ということもあって、日本でも視聴率20%を記録しています。
でも知ってる、という人に会うことが全然ないんですよね。
まあ、グレンダイザーの話をふることも無いからかもしれませんが。
シティハンターはフランスでは実写映画化もされましたね。
アメリカで作られたあの大失敗作、ドラゴンボールとことなり、大人気となりました。
僕も観たのですが、特に一番に最後、当時のアニメと同じくGet wildがエンディングに流れてきた時は子供の頃の懐かしさが爆発した感じでしたね。