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KAHOU CHRONICLE

時間を盗む

2017.09.19 12:04



時間を盗んで、描き描き。昼間は息子、小児科のあと、40度まで熱が上がり、寝ては起きて、の繰り返し。今日はさすがにぐったり。

夜になり、しばし落ち着いて寝てくれたので、筆を持つ。

子どもの頃、ミヒャエル・エンデ大好きで。「モモと時間泥棒」という物語があったなぁと、想い出した。時間泥棒に盗まれてはいないけれど、今の自分は、自分で自分の時間を盗み出す、くらいな感覚で時間を創り出しているのかも。


この作品は、青のグラデで基本的に創りたかったので。しばし行き詰まっていたのだけど。今日描いていたら、解決できる突破口が視えてきた。




それにしても、40度はやっぱり子どもも大人もしんどい。38度くらいだと、けっこう子どもは元気。大人はしんどいけれど。


よく、「子どもの頃を想い出す」というようなことを言うけれど、そうした内面的な心象風景や気持ちの部分とは別に。


「熱がこのくらいでも子どもは動ける」とか。大人になり、子どもをもってみて初めて気づく客観的事実がたくさんあって。


自分が子どもの頃にはわからなかった、「子どもという存在の外形」みたいなものが観えてくる瞬間がしばしばある。そうした発見がたくさんあることが、子どもを育てていて楽しいことのひとつである。