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成冨史絵のゼンタングル®︎

美術館をイメージしたゼンダラ

2018.06.17 09:26

昨日訪れた、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館をイメージしたゼンダラタイルを描きました。

最初、ボストン美術館で見たルネサンス期のお皿の色をイメージして描き始めたのですが・・・

途中でガードナー美術館のボッティチェリ綺麗だったな〜と思い出して、周りの額を描きました。(本物の方が断然素晴らしいですけど。)

描きながら、やっぱりガードナー美術館の美しい中庭が忘れられなくて!

中庭をイメージして描きました。

大富豪であるガードナー夫妻が世界中から集めて来た美術品で飾られた大邸宅。イスラムを意識したような装飾や中庭の作りは本当に美しく、センスの良さを感じさせます。


しかし彼らは一人息子が2歳の時に、その子を亡くしたそうです。


ブルールームという薄暗い部屋に、寂しげな表情で立つ少年の絵が2枚あり、この絵を買い求め、ここに飾った時のガードナー夫妻の気持ちを想像すると、なんとも胸が締め付けられるようでした。亡き子どもを想い悲しみながら集めた美術品の数々は、あまりに壮大過ぎて、そしてどこか物悲しさを感じました。


自然光を大切にした展示方法も美術館らしくないですね。ガードナー夫妻の家に迷い込んだかのようでした。

この美術館は、今まで私が訪れた中でナンバーワンです。私の心と創造の肥やしになりました。


さて、いよいよゼンタングルのセミナーは今日から始まります!!

ドキドキ・・・・