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女将日記『憧れの命札』

2018.06.18 07:30

6月も半分を過ぎ、梅雨明けしたら、もう夏がすぐそこまで来ているとワクワク致しますね!


*夏のイメージ(当然ですが、私ではございません)


私、夏が大好きでございます。

子どもの頃から、『海大好き!』『日焼け大好き!』で真っ黒に日焼けして、30代前半まで、ダイビングと浜辺で日光浴を楽しんだものでございます。

今では懐かしい思い出でございます。



店主がイカを捌いた時に出てくるイカの甲羅を見ますと、そんな昔の記憶が蘇ります。




イカの甲羅=夏の準備?!



私、イカの甲羅には、思い出がございます。

懐かしの女将日記と題しまして、ご紹介させて下さいませ❤︎




皆さま、『命札』って、ご存知でしょうか?



私が生まれ育った淡路島では、夏のプールの授業の必須アイテムでございました。


【夏のプールの準備するもの】

水着

スイムキャップ

命札



小学校のプール授業が始まると、かまぼこ板に名前や学年などを書いたものを出席簿がわりに持っていきます。

泳ぐ前にプールサイドに置いておいて、プールから上がる時に首からぶら下げます。

この札が残っていたら、その名前の子がプールから上がってきてないよというのを確認するための札です。

 


まさに、命の札「命札」です。


各家庭、命札用の板を手に入れるために、かまぼこを購入します。



このように名前と学年を書きます。


こんな感じでプールサイドに並んでいます。




この命札、プールの授業だと、誰が上がってきてないかなんて見ればわかるでしょ?となりますが、私が小学校1年生の時までは、小学校にプールではなく、海でした。

夏の体育の授業で、海に泳ぎに参ります。

浜辺にビーチサンダルと命札をセットにして置いておいて、海に入ります。



海から上がってきたら、即座に命札を首からぶら下げ、命札が残っている子は海から上がってきていないとなるので、即捜索しなければなりません。

安否確認のための必須アイテムでございました。

海では、浜辺から見ていても、全員を確認するのはとても困難です。

スィミングなんて習っている子がいたら、遠泳状態で、そりゃもう大変でございましたでしょう。

(当時、スィミングスクールなどというものが淡路島の小さな町にあったかどうか…定かではございません)

子ども達の安全を考え、海は危険という事で、プールになったという経緯がございます。



毎年、毎年、プールの授業が始まる頃に、作る命札でございますが、大きさがちょうどいいのと、どこのご家庭でも準備しやすいものとして、当たり前にかまぼこ板が使われていました。

ですが、人と同じがイヤだった、個性派の小学生の私は、何か他に良いものがないか、と探しておりました。

かまぼこ板は、プールサイドで濡れ、首から下げて濡れ、を繰り返すうちに、ひと夏で少し黒ずみ、マジックで書いた名前は滲み、夏の終わりには悲しい感じになるのでございます。

かまぼこ板と同じような大きさで、水に濡れてもカビたり、毛羽立ったりしない命札はないものか?!

と探して、小学校の女将は見つけたのでございます。



イカの甲羅!!



大きさいい!

水に強い!

しかも白なので目立つ!!(個性発揮?!笑)

まさに探し求めていた新素材の命札



早速、近所の浜辺へ行って、イカの甲羅を探し、持ち帰り、名前を書いてみた!

砂浜に落ちてるイカの甲羅は、乾燥してるので名前もバッチリ!!

穴を開けて、首からぶら下げてみる。



あれ?

んーこれ、あかん。



なんとも言えぬ磯の香り(ʘ╻ʘ)

まるで海にいるよう!!

砂浜に打ち上げられたのか、釣り人が置いていったのか、自然乾燥されたイカの甲羅は、磯の香りがたっぷり。

いくら個性派目指していても、

『まりちゃん、くさーい!』

などと、臭いの目立ちはご勘弁。


新素材の命札は、日の目を見る事なく、私の思い出に留めておりました。

先日、ホームページを見て下さったお客様から、『スミイカの仕込み』を見た話になり、命札の話を致しました。


スミイカの仕込み



命札が全国共通ではない事を、アラフィフになるまで存じませんでした。


命札として、脚光を浴びることはなかったイカの甲羅。

心残りでございましたので、見るたび何かに使えないかと思っておりました。

よく洗って、煮沸して、現在は我が家のペット、サザナミインコの青波さんのおもちゃとして、活躍しております!



個性派の小学生の君へ

イカの甲羅は、煮沸と天日干しで匂いを取れば、命札に使えると思いますよ✧ •̀.̫•́✧