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北海道大学アイマス研究会HP

エミリー機製作記(後編)

2018.06.17 13:30

・塗装(第3段階)

ついに念願の機体色を塗装していきます。

約1年寝かせたオリジナルの機体色を全体に塗装します。吹き残しの無いように複数回塗り重ねました。

ついでに機体後部の無塗装部分の銀も塗装しています。

右の写真は第2段階のマスキングをはがした姿です。塗装大成功、美しいストライプができていて感動しました。

マスキングに使った両面テープの糊ですが、エナメルシンナーを使えばキレイに拭き取ることができるのでご参考までに。

・再々々度のマスキング

次は機体全体に散りばめられた桜を塗装します。

フリーハンドでの塗装は不可能なので、ELECOMのラベルシートを使ってマスキングシートを印刷。この桜をひとつひとつをクラフトナイフで切り抜いて、桜の枠の部分をマスキングに使用します。

まさかプラモデラーが切り絵をたしなむことになるとは思いもしませんでした。

切り抜いた枠でマスキングをした姿がこちら。

機体全体に塗装するので、桜部分だけでなく機体全体をマスキングしています。

マスキング自体がそこまで好きな作業ではないので非常にしんどかったですね。一般人の生涯平均マスキング面積を大きく上回った気がします。 

・塗装(第4段階)

次はいよいよ桜の塗装です。塗装はこれで最後になります。

マスキングした桜の部分に下地として8番銀色を塗装。その上にMr.ClearCOLOR GXのクリアピンクを46番クリアで薄めたものを塗装しました。

単調な仕上がりにならないよう、ひとつの桜でもピンクの濃淡をつけています。

ここでキャノピー以外のマスキングを開放、ようやく機体の全貌を見ることができました。

かなりいい仕上がりだったので、すぐにデカールを印刷してどんどん貼っていきます。

まずはエミリー、撫子の花、紫の765proロゴをエーワンの透明のデカールシートに印刷して貼り付け。乾燥させた後に46番でクリアコートしています。

続いてミリオンライブロゴ、蝶ロゴ、機首の765ロゴをエーワンの白デカールシートに印刷。機体色とデカールに印刷する紫色を合わせる必要があるので慎重に調整します。近い色にはしていますがある程度の色の差は出てしまっています。

デカールを貼りつけたら再び46番でクリアコートし、機体の完成となります。

・完成目前…。

機体とは別に作ってあったカナード、パイロン、ミサイルなどのパーツを機体に接着していきます。

さよなら機体下面満開の桜…。

これに加えて塗装の関係上後付けとなったパーツを5つほど接着していきます。

さらに細部塗装として翼端灯なんかもほっそい筆で塗装しています。

そしてついに…。

・完成

ユーロファイタータイフーン エミリー仕様機の完成です!!

完全に見切り発車でスタートした計画でしたが、どうにか完成までこぎつけました。マスキングが多段階に及んだり、普段作っているスケールモデルでは使わない彩度の色を使ったり、滅多にしない調色をしたりと慣れないことばかりでしたが、何とか形になってくれて感動です。

私の知る限りではミリオンライブ仕様のアイマス機は自分のこの作品で2機目となります。先人は千早のデカールとオリジナルのデカールを使って百合子機を作っていました。(「百合子 イーグル」で検索) 先人があったこともあって不可能な計画ではないのだろうと信じて製作に踏み切ることができました。偉大な先人に感謝を。

この作品の製作の難易度ですが、今回はデカールを最低限しか使わずにほぼすべてを塗装でやっているので、これをきっかけにプラモを始めたとしても一朝一夕でできるものではないと思います。ですが、最低限のプラモ製作技術、あきらめない気持ち、アイドルちゃんへの愛なんかが十分にあれば、何とか根性で作れるんじゃないかなといった感じです。

私はもうこの機体規模のものは満足ですね。もし万が一次があるとしてももっと小規模な機体(WW2戦闘機とか)になるんじゃないかと。

製作を中断している最中にGREE版ミリオンが終了するという悲劇もありましたが、この作品がミリオンライブというコンテンツにとってプラスになっていればいいなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。以上、二週にわたってティアがお送りさせていただきました。