2018.6.9 高野山&丹生都比売神社レポート
6月9日に、姉妹のお二人と丹生都比売(にうつひめ)神社と高野山に参拝してきました。今回は三者三様、それぞれに気づきのある感慨深い参拝になりました。
6月9日は、「69」と書けば分かるように陰陽の太極図を示し、この日に陽の神社と陰の寺院に参拝するツアーを企画したのには実は深い意味があったのです!
この日の待ち合わせは、かつらぎ町の蟻通(ありとおし)神社
御祭神は八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)、事代主大神、少彦名大神、市杵島姫大神、大国主大神
このあと参拝する丹生都比売神社の丹生都比売神は、神社の由緒によると天照大神の妹とされています。古事記、日本書紀(あわせて記紀)では、イザナギが黄泉の国から戻ってきて禊をしたとき、最後に生まれた貴い神様が三貴神または三貴子と呼ばれる、アマテラス、ツキヨミ、スサノオです。では、アマテラスの妹とは誰なのでしょうか?
記紀で神話を学んでいた頃は、アマテラスの妹であるニウツヒメが誰のことなのか、よく分からないまま丹生都比売神社に参拝していました。そして、ホツマツタヱを学ぶようになって、ようやく「アマテラスの妹」という謎が解けたのです。
ニウツヒメとはワカヒメの別の名で、ワカヒメはイサナギとイサナミの最初の子ですが、カナサキ夫婦に育てられた後、アマテラスの妹として天皇家に再び迎え入れられました。ソサノヲが追放されるときに挨拶に行ったのもワカヒメ(ニウツヒメ)であり、誓約(うけひ)の相手もワカヒメ(ニウツヒメ)なのです。
もちろん、ホツマツタヱに書かれていることがすべて真実であるかどうかは分かりません。歴史書とは基本的に書いた人物によって都合良く書かれているものなので、記紀だけではなく、様々な歴史書を比較しながら何が真実かを判断する必要があります。
さて、このニウツヒメと結ばれて夫婦になったのが、オモイカネなのです。丹生都比売神社に先立って、蟻通神社に参拝したのは、このような経緯からでした。
この日は、光の龍ツアーに何度も参加してくれている気心の知れたお二人との参拝のため、行きたいところをどんどん追加しながらの楽しい一日となりました。
まずは蟻通神社の近くの薬師の滝へ。不動明王が祀られており、滝には龍神さまがおられました。こちらでは不動明王のご真言を唱えてください。龍神さまに喜んでいただけます。
丹生都比売神社では初宮参りのご祈祷をされているタイミングで参拝することができました。この日も神様に呼ばれていることを実感しました。
丹生都比売神社の境内を巡ったあと、奥之沢明神、中之沢明神、柳沢明神に初めて参拝しました。参拝する人は少ないようですが、とても素晴らしい聖地です。
姉妹の妹さんは丹生都比売神にご縁をいただいて、後日とても素晴らしい経験をされたと連絡をいただきました。「神様に呼ばれる」ことを実感されたようです。
高野山では、土曜日の割には観光客が少なかったので、いつもの龍神さまの森でゆっくり瞑想をすることができました。姉妹の妹さんはこちらでスッキリとされていました。
大塔でも大日如来さまと向き合って、穏やかな時間を過ごすことができました。姉妹のお姉さんはこちらでご縁をいただけたようです。
普段は扉が閉められたままの山王院では若い僧侶たちの読経に圧倒されました。
御社を参拝して、ちょっとコーヒーブレイク。本日のラテアートは私の似顔絵だそうです。伸びた髪がライオンヘアーのようだとマスターに突っ込まれました。
最後に訪れたのは奥の院。お墓が立ち並ぶ光景と奥の院の重い氣があまり好きになれず、足が遠のいていたのですが、姉妹のリクエストに応えて参拝してきました。御廟橋の手前で大きなヘビに出迎えられ、こちらでも歓迎していただきました。
御廟の前で三人で般若心経を唱えて拝んでいると、たくさんのメッセージをいただきました。私にとって、この日は奥の院に参拝するための一日だったようです。