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Gloria Life

ダルダル腸

2018.06.18 04:47

自宅改装中につき(←言い訳。)久しぶりの更新になりました。


以前講演会に参加した、堀江明佳さんのこの↑ブログ記事。

私もセミナーでお話ししていることと重なる部分がたくさんあり

「そうなんだよぉ〜」とうんうんうなづきながら読み進めていました。


便秘をしていると、特に婦人科系はてきめんに影響が出てきます。

だから、腸がきちんと機能できるようにするということが

とっても、とっても、とぉ〜っても!!

大事なわけです。


ただ、便秘だから何かをする、というのでは

出てきた症状に対してアプローチしているに過ぎないのです。


便秘になったそもそもの原因はなんなんだ?

根本的な解決を目指すなら、ここに着目すべきなんです。



そもそも、口から入ってきたものは

食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→直腸→肛門

という一本の管を通る中で

いろいろな代謝を受けて分解され

体に必要なものは吸収されて血肉になり

有害なものは分解され

排泄される

ざっくりといえばこういうことになります。


「便秘」というのは

1痙攣性便秘  2弛緩性便秘  3直腸性便秘

と、あるわけですが、

結局のところは

腸のぜん動運動が弱まって便を肛門に向かって送れない

肛門から出せない

ということになります。


では、腸はどのようにしてぜん動運動というものを起こしているのか


まず一つは、胃ー直腸反射

胃に食べ物が入ってくると

「食べ物きたから動けよ〜」と消化管全体に指令が下り腸がごにょごにょ動き出します。

赤ちゃんは顕著ですね。

飲み始めたと思ったら、おならが出たりウンチが出たり。


もう一つは、短鎖脂肪酸をきっかけとした物質の代謝から起こる動き

短鎖脂肪酸というのは、バクテロイデスという腸内細菌が作っています。

バクテロイデスというのは日和見菌にあたるので

善玉菌優勢の腸内環境で健康な状態だと、この短鎖脂肪酸を作ってくれますが

悪玉菌優勢で体調が下降に転じると悪玉菌の味方になって悪さします。


だから、悪玉菌優勢になって短鎖脂肪酸がないと腸は動かない

腸が動かないと

便秘だけではなくて

腸に6〜7割集まるといわれるリンパ液や血液を動かせない

腸は平滑筋だから腸が動かないと筋肉運動がないから発熱しない

ゆえに、低体温や冷え性になる

便が長時間あることによって腐敗し始めて有害物質が作られて吸収されてしまうので

血液やリンパの質が悪くなる

こういう有害物質の中には、炎症物質もあるから慢性的な全身炎症となる

炎症物質は、血管を傷つけるし

生理痛にもつながる

妊娠中の人は、お腹が張りやすくなったりする


助産師してた頃

お腹を触って「つめたい」と感じる人は大抵下剤使ってたし、

切迫流早産で張り止め飲んだりしてた人も大抵下剤使ってた


便秘しているということは

悪玉菌優勢の状態だから

それを赤ちゃんに引き継いでしまうことになる

腸内細菌のバランスが悪かったり、多様性に乏しいとアレルギーや喘息になりやすかったり

将来の生活習慣病のリスクが高まる


子どもの健やかな成長を願うなら

まず、お母さん!自分の健康をきちんと考えなくちゃです!


妊婦さん以外でも

健康を維持しようと思ったら腸内環境を外しての健康法はあり得ない。


だから、みんなに気づいて欲しくて

しつこくしつこく

発信し続けます!