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Fashion source: Daily Journal

新緑美しき高川山(山梨百名山)登山日記

2023.05.22 02:08

 いつもなら晴れマークの日に登山のお誘いがくるのですが、今回は曇りマークで、しかも厚い雲に覆われるとのこと。さらに当日朝、中央本線はシカの事故があったため、区間運休という、微妙なスタートとなりました。

 場所は、山梨県の高川山(976m)です。体力も技術も2ということで、初級レベルの山のようです。というのも、頂上で湯を沸かすことも目的になったからです。バディーが、バーナーのパッキンなども新しくして、準備を整えてくれました。そのために、頂上でゆっくり時間を過ごせるところになりました。

 中央線で高尾まで行き、中央本線に乗り換えます。家から2時間弱。中央本線沿いにいろいろな山があるらしく、登山客がいろいろな駅で降りていきました。私たちの駅までには、随分人も少なくなっていました。


■初狩駅 9:33

 帰りの電車も1時間に1本ですし、無人駅のようです。すっかり色褪せた2台の自動販売機が、ウエス・アンダーソン的な構図を醸し出していました。天気もまだ曇っています。駅の近くにローソンがあったので、そこでポテトサラダを追加で買いました。今回は、ブランブレッドと、卵、ポーク、ベビーリーフを用意していたので、ポテサラがつなぎということで。

 それから、登山口までのアスファルトの道を25分くらい歩きます。それだけでも結構癒される、快適な道でしたが、大き目の茶色いものが見えたので、鳥の巣かなと思って少し近寄って見ると、なんとスズメバチの巣ではないですか! 寄木細工のように巧妙なつくりで、美しいオブジェのよう。しかし、写真を撮っている間に襲われたらいやなので、逃げました。(笑)

 そして、登山口へ向かう間に、雲の隙間から青空が覗いてきました!


■登山口 10:10

 本日は頂上に1時間40分くらいで到着する予定です。休憩もなしに黙々と歩いてしまうと、少し早くなってしまいそうなので、ゆっくり歩こうということに。しかし昨日の雨で、とちらにしてもゆっくり歩かないとスリップしそうな状況でした。

 いつもよりゆっくり歩いているからなのか、今回の登りはなぜか息も切れずに、楽々と登っている自分がいました。登りやすいのもあると思いますし、技術や筋力がついてきたのもあるのかなと思いました。

 そして何より、新緑がとても美しい山でした。山登りの醍醐味はここでしょう。登らなければ、見られない景色、音、感触、香り、感動があるということです。

 土にドッド柄になっているのは、木漏れ日です。山の中は木陰で涼しそうなイメージですが、初夏の登山は新緑の葉も生い茂っているため、湿度がすごいです。この日は無風でしたので、サウナのように汗だくでした。しかも首に巻くタオルを忘れ、小タオルしかなかったため、ギリギリ首に巻き付けていました。(笑)

 バディーは、こちらの山に昨年11月に来たようなのですが、全然風景が違うとのことでした。20年登山をしている人でも、ここの新緑の美しさに感動だったようです。

 

 さて、結構登ってきたと思うのですが、頂上はまだかな? と思っていたら、富士山が見えました! 登り始めは曇っていたのに、すっかり晴れましたね!これで、3連続登山、全て富士山が拝めました。

 富士山が見えると思わず、「ワオ!」と言ってしまうものですね。動画でも富士山が見える部分があるのですが、声が大きいので、周りのバランスを考えてカットしたほどです。(笑)富士山スポットから20分で高川山頂上へ到着しました。

■高川山 山頂 11:40

 高川山 山頂は狭くて、岩がごつごつしています。それに日陰もない! 石焼ステーキにならないように、遮熱・遮光の日傘をさしたら、その効果に驚きました。これをパラソルのように置ける道具はないかな。あ、登山ストックに太めのベルトで巻き付けて、石の隙間に挟めばよかったかも。(笑)

 さて、今回の山頂ランチは、バディーがガスバーナーを持ってきてくれたので、それでお湯を沸かし、カップスープとブラウンブレッドをいただきます!

 チャッカマンなしで、栓をひねるだけで、「ボッ」と着火します。山登り20年選手は、あまり使わないようでしたが、初心者の私が現れたため復活したようです。登山ストックも、10年くらい使っていなかったようですからね。私はありがたく使わせてもらっています!

 あっという間にお湯が湧けたことにもびっくりです。この鍋には1リットルも入るんだそうです。

 今回は、近所のスーパーで穀物と胚芽のブラウンブレッドを見つけたので、山の上のサンドイッチにしました。しかしこの厚さのため、結局オープンサンドになりましたが。(笑)保冷剤を入れて、ベビーリーフを持ってきてよかったです。私がポテサラを1つ落とすと、そこにアリさんが大集合。山ですね~。(笑)


 最後は、食後のコーヒーです。バディーは、インスタントコーヒーの粉を持ってくるとおもっていたみたいですが、やはりこれでしょう。

 コーヒーはカフェインもはいっているので、山に化粧室がないことを考慮し、低山だからできるオプションです。暑い中ですが、山でコーヒーを飲める贅沢を満喫しました。ここでコーヒーショップを開いたら、行列もできそうですね。(笑)


■下山開始 13:00 

 下山は、登りと違うルートです。ごつごつ岩の細い道が続いていきましたので、スティック使いまくりです。バディーもスティックの代わりの枝を使うほどでした。

 ふと上を見上げたら、藤の花が咲いていました。新緑の木々たちの中の藤の花は、そこだけ特別なオーラーを解き放っていました。

汗だくのため、水分補給中。タオル短し。(笑)

 階段を下りていくような感じで、慎重な下山となりました。新緑にしか囲まれていない状態は、山登りをしていなかった過去の自分と比べると、夢のようです。(笑)

 下山しながら気づきましたが、この山は広葉樹が多いんですね。だから、これまでの山よりも、グリーングリーンなんだと思いました。こんなみずみずしい「カヤ」、はじめてみました。変な言い方ですが、熱帯植物園にいるような感じがしました。(笑)

 貴重な新緑の季節の山登り三部作完結編のようでした!

■下山 14:22

 下山後は、いつもアイスコーヒが飲みたい! しかしバディー曰く、4回来ているけど、帰りにコンビニに寄ったことがないと。でもそんなことはないだろうと思い、Google mapで調べてみたところ、なんと駅への道すがらに「ローソン」があることが判明しました! 違う人とくると、こうして新しい可能性が開くことがあるものです。

 前回の丸山では、道の駅で「コーヒーフロート」を飲んで、それが最高だったことを思い出しました。すると、「アイスコーヒーを買って、その上にバニラアイス乗せればいいんじゃない?」と。なんと! やっぱりソロ活動よりも、クリエイティブ!(笑)


■田野倉駅 15:00 到着 15:08電車へ

 こうなりました!アイスが硬かったのですが、駅までの道の間に柔らかくなりました。1時間に1本しか電車がないから、下山はゆっくりして、帳尻を合わせようと思っていたのですが、コーヒーフロートで時間を使いまして、理想タイムでゴールインとなりました!

■山行まとめ

高川山 976m 山梨百名山

距離 6.9kim

山行 3時間40分

休憩 1時間20分

合計 5 時間


 今回は、大腿四頭筋の筋肉痛のみで、大臀筋は全く筋肉がありませんでした。夏に入ってくると、いよいよ標高の高い山へも行けるでしょうか! だんだんと山に慣れてきているのを感じられました。バディーもありがとうございました。