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退屈と惰性と 改

創彩少女庭園 結城 まどか【桃桜高校・夏服】Black Canvas レビュー

2023.05.22 06:06

 今回のレビューは、1/10スケール 創彩少女庭園 より、

“結城 まどか【桃桜高校・夏服】Black Canvas” です。


 創彩少女庭園 ✕ ZOZOTOWN。

 創彩少女庭園初の本格企業間コラボキットとして、日本最大級のファッション通販サイト、ZOZOTOWNとコラボした夏服姿のまどか、

“結城 まどか Black Canvas” が発売されました。


 創彩はすでに、カプセルトイや100均で販売されているミニチュアなど、他社の小物系製品とちょくちょくコラボしていますが、キットそのものをコラボしようとして発売したのはこれが初めて。

 しかもZOZOとのコラボですよ。

 ファッションとプラモなんて、対極の位置にあるもんだと思ってた・・

 まぁそういう感覚も、もはや時代遅れということなんでしょうね。

 そもそも可動フィギュアに布製服を着せるという楽しみからはずっと前からあって、それが昨今、フルアクションタイプの少女系プラモデル・・いわゆるガルプラの進化によってプラモに布服という流れも出てきた。

 うちのコに可愛い布服を着せたいという想いからファッションに詳しくなっていくモデラーも増えているかもしれません。

 自分自身のファッションへの興味はまたべつの話でしょうが。

 ともあれそんな流れのなかで、ガルプラとファッション系サイトとのコラボは必然だったともいえるでしょう。

 当然話題性はありますし、ガルプラモデラーがZOZOを知る、ZOZOユーザーがガルプラを知る、それぞれのきっかけを作るという意味では十分な役割を果たしたんじゃないでしょうか。

 実際ここに一人、このコラボきっかけでZOZO会員になった者もいるわけですし(笑)。

 今後ZOZOで買い物をするしないは別にして。

 なお今回のコラボはキットだけでなく、キットのスケールに合わせた1/10スケールのオリジナルデザインパーカーや同じデザインの1/1スケール・・つまり人間が着られるパーカー(サイズ各種)、その他小物類もいろいろと発売されました。

 しかし、アゾン製の1/10パーカーは早々に売り切れ。キットだけなら買うこともできたんですが、どうせならパーカーも一緒でないとなぁ・・ということで僕は一旦見送りました。

 その後5月発送の2次受注の予約が始まったので、そちらを合わせて確保した次第です。

 ちなみに初回1次受注は昨年12月のお届け。それから5ヶ月後2次分出荷ということで、正直忘れてました(笑)。

 実際に届いたのは4月中頃でしたけどね。


 それでは、キットと1/10パーカー、併せてレビューしていきます。

 キットはパチ組みに一部塗装と付属の水転写式デカールを貼っています。


パッケージ

 恒例のパッケージアート。

 公式限定のアフタースクールのように設定原画に色を付けたものではなく、描き下ろしのイラストが使われています。

 今回のコラボは、まどかがZOZOTOWNでモデルのバイトをしたという設定なので、イラストもそのときの様子をイメージしたものになっているようです。

 普段のまどかとはまるで別人に思えるスタイリッシュさ(失礼)。


 説明書ももちろん専用のもの。

 ここのイラストで持ってるロリポップも付けてほしかったなぁ・・


結城 まどか Black Canvas

 基本的に夏服のカラバリです。

 髪とセーラー服の上下、ソックスがZOZOTOWNのロゴやダンボールをイメージしたブラックに、スカーフやヘアピンなど、ポイントにはライトブルーをあしらってクールでスタイリッシュな印象になっています。

 今までのまどかは通常版はもちろんのこと、ドリーミングスタイルでも可愛い路線だったので、この色遣いは新鮮です。

 さらに、コントラストを際立たせるためか、肌の色もかなり白くなっています。

 まどかだけでなく、ほかのキャラのドリーミングスタイルでも肌の色まで変わることはなかったので、これまた非常に新鮮。

 一層アナザーキャラ感が強くなっています。

 しかし設定としては普通にまどかがバイトでモデル撮影をしたときの衣装ってことなんですよね。

 だとしたらこの肌の白さは・・ライト当てられたからか、それとも画像処理されたのか・・まぁいいや。

 襟や袖の白いラインは塗装済み。

 もちろんデカールも付属しています。


 前髪も、一つだけですがヘアピンが塗装済みで付属。

 あとの2個は未塗装のランナー状態で入っています。

 今回画像では紹介しませんが、メガネ取り付け用の前髪もちゃんと3つ付属しています。

 そちらは三つともヘアピン未塗装。


 唯一の新規造形パーツとして、ZOZOTOWNのデザイナーによるオリジナルデザインのスニーカーが付属。

 まぁ、側面とかどっかで見たようなデザインですけども・・

 しかし、わずか2パーツ構成ながら非常に細かい造形でしかも塗装済み。

 ソールのディティールすら抜かりなしです。

 KTBKY(コトブキイ)っていうのかな?

 ぶっちゃけ、僕はこのスニーカーのために今回のコラボキットを買ったようなものです。

 色違いで暦とリツカの分も欲しい・・

 なお、通常のパンプスは付属しません。


 ヘアスタイルについてはいつもの3種が付属でとくに変わりがないので、後ろからの見ためだけ紹介しておきます。

ロングヘア

ポニーテール

 シュシュの色もライトブルーですね。

ツインテール

 ツイン手根元のヘアゴム部分は今回塗ってません。


 フェイスパーツは4種類。

 造形自体は通常版およびドリーミングスタイルのものと共通ですが、アイプリントを変更することで違った表情になり、瞳の色もブルーに変更されました。

 たぶんカラコン入れたんだと思う。

 さらに、これまでプリント済みパーツでは正面目線ばかりだった創彩では初めて目線が左右になっています。

左目線微笑み顔

右目線いたずら顔

右目線不機嫌顔

目閉じ笑顔

  目閉じ笑顔だけはそのままですね。

 ただまぁ、肌の色瞳の色が違うのでほかのまどかには流用できません。


 以下は夏服共通仕様。

 座りポーズ用下半身とスカートパーツ。

 屈み姿勢用上半身。

 画像はロングヘアだと後ろ髪が邪魔で頭部がほとんど上げられなので、ポニーテールに交換しています。

 あと靡きはタイプのスカート。

 後ろが無防備なヤツですね。


付属品

 基本的に冬服のときから変わらず同じものが付属しますが、今回はそれ俺成型色が変更されています。

スマートフォン

 白色成型に変更。

 イメージ優先の薄いものと、手で保持しやすい厚みのあるものの2種が付属。

 ディスプレイを黒で、カメラ部分をシルバーで塗りました。

 ZOZOTOWNのロゴはデカールです。


スクールバック

 ほとんど印象は変わりませんが、ちょっとグレー強めの成型色に変更されています。


スタンド

 こちらもグレー成型に変更。

 屈みポーズ用の追加アタッチメントももちろん付属します。


ZOZOTOWN通販ダンボール箱

 プラ製ではありませんが、今回唯一の新規付属品。

 ZOZOTOWN通販で届くダンボール箱を1/10スケールで再現できるペーパークラフトです。

 3つ組めます。

 同じサイズだけでなく、何種類か違うサイズの箱が組めても面白かったかなぁ・・(贅沢)


アフタースクール ジップパーカー Like a Blank Canvas

 今回のコラボ用にデザインされたオリジナルのジップパーカーを1/10スケールに縮小したものをアフタースクール名義で発売。

 フィギュア用布服製造・販売の大手であるアゾンインターナショナルが型紙から起こして創り上げた限定品です。

 僕にとっては初のアゾン、初のフィギュア・キット用布服です。

 いやはや、よくできたものですね。

 なにより触ったときの質感がいいです。

 もっとゴワゴワしてたり、ツルツルしてるのかと思ってたんですが、ちゃんと柔らかくて着心地好さそう。

 フードを通っている紐を引っ張れて、気持ち程度ですが一応フードも縮みますし、正面の合わせにはちゃんとジッパーも付いています。さすがに閉められませんけど。

 漆黒に鮮やかなライトブルーのプリントデザインもお洒落ですね。

 正面左胸の “M y” はまどかのイニシャル(Madoka Yuki)から。

 背中の、商品英にもなっている “Like a Blank Canvas” は、創彩少女庭園のキャッチコピーである

“私たちはキャンバス、何にだってなれる” を英訳した、

“Like a blank canvas, we are full of dreams and possibilities.” からとられたものです。

 ・・うん。なんか哲学的。


 では、実際にまどかに着てもらいましょう。

 ちょっと大きめサイズ。

 とくに袖が長い印象ですが、そのへんが女の子らしいということなのかもしれない。

 カラーコーでは当然ばっちりです。

 スカート丈とのバランスもちょうどいいんじゃないでしょうか。

 もうワンサイズ大きいと履いてる履いてない問題が浮上しますしね(笑)。


 フードを被らせたい場合は、それぞれテールパーツを外したポニーテールかツインテール頭部に交換すればオーケー。

 うん。可愛いですね。

 後ろ姿もいい感じ。

 なんか違うシリーズのキャラ見たいだけど。


比較画像

 夏服通常版(左)、ドリーミングスタイル ミルキーマリン(右)と。

 色が違うだけで服装も体型もまったく同じなんですが、やはり一番スリムに見える黒まどか。

 肌の色と瞳の色も違うので、なんというか、ちょっと人工的な雰囲気もあるなぁ。

 単独で見ているぶんにはそこまで白いとも思わないんですが、やはり普通の肌の色と較べるとまぁまぁ病的かもしれない。

 まどかのなかのもう一つの人格、シャドウまどか・・とか?

以下、画像

 パーカーを着た状態で何枚か。


 ちょっと元気な感じでいってみようか?

 撮影ではいろいろなパターンを要求されたんでしょうね。

 というか、どういう経緯でモデルのバイトをすることになったのか?


 そうだな・・女王様っぽい感じできる?

 まどかの思い描く女王の限界・・

 まぁまぁタチが悪そうではあります。


 じゃあ今度は、ヤンキーがガン飛ばしてる感じで。

 姿勢を悪くしてポケットに手を突っ込む。

 古いタイプのヤンキーだな・・

 しかしなにを目的とした撮影なのか(?)


 おおっと、乗せられて水着にまでなっちゃったよこの子は・・

 まどかのことだから、たぶん知らない人に誘われてホイホイ付いていったんだろうな。

 いつか痛い目を見そうで怖い・・


 パーカーはもちろん、スニーカーも接続径が共通なので暦、

そしてリツカに合わせることも可能。

 やっぱり色違いのお揃いを揃えてあげたいですね。


 まどか、バイト代で初めての通販。

 開封の儀。

 これこれ、バイトのとき着たヤツ。

 え?買わされたの・・?

 全部ぴったり!

 わたし史上、最クール。

 でもポーズがクールじゃない・・


 公式の宣材でも持ってましたが、なんか日本刀が似合うんですよね。

 話題のエフェクトパーツを入手できたので一緒に。

 もう完全に別の作品のキャラですよ。

 たぶん悪魔とか妖怪とか斬る人ですね。


 以上、“結城 まどか・夏服 Black Canvas” でした。


 まどかもこれで7人めですよ・・もう増えないと思うけど。

 しかし今回のまどかはいつもとは別というか、やっぱり普段見せない顔を見せてくれたなという感じがします。

 肌の色と瞳の色も変わったことが大きいですね。

 設定としてはモデル仕事を受けたまどか本人ではあるんですが、ファインダー越しに別人として映った姿になっているというか、ドリーミングスタイルとはまた違ったアプローチで、なるほどこれがコラボというものなんだなぁ。

 一番の目的だったスニーカーも、思ったより精密で、これは是非暦とリツカの分も欲しいです。

 未塗装でもいい(いや、できれば今回程度には塗装されててほしいけど)ので、今後アフタースクールでの発売も検討してほしいところですね。

 でもZOZOTOWNのデザイナーさん作だからまたコラボにしないと無理なのか・・

 そして僕にとっては初のアゾン布服となった1/10ジップパーカー。

 うん。フィギュアやガルプラに布服を着せる人たちの気持ちが少しはわかったかな。

 確かにこれはいいものですね。

 いやまぁ、まだ目覚めたわけではないですけど、でも、目に留まることは増えるかもしれません。

 最近よく行くお店で、それなりに商品が並んでいるのは知ってるんですよ。

 ただまぁまぁお高いので、それでもうシャットアウトしてるようなところはあったかなぁ。

 ただそれも今回で納得しました。そりゃあ、それなりの値段になるよね。


 さて、シリーズはいよいよリツカ水着の予約解禁でもって3人娘が一巡し、当初予定されていたものはすべて消化されることになります。

 とはいえもちろんそれで終わるわけではなく、その後にサナちゃん先輩が控えていますし、ほかの2年生二人の動向、そして新シリーズメガロマリアとの連携も非常に気になる新展開に突入する予感・・

 まだまだ広がる創彩少女庭園。

 まさに何にだってなれる。モデルにだって、女優にだって、ヒーローにだって・・


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。