ルームアコースティック攻略(最後)
吸音施工後のMA1測定結果を大公開のコーナー!
比較対象は以下の3つ。
・数年前測定
・最近測定(吸音施工前)
・吸音施工後測定
まずは数年前の測定結果↓
最近測定(吸音施工前)↓
吸音施工後↓
うむ。
特徴は3つとも大体一緒ですな。
次に最近測定したものと交互に比較してみよう。
ちなみに超低域のウニョウニョの有無は完全に測定の誤差なので気にしないで下さい。w
うーむ。
私の目には施工後のほうがバランスが良くなってるように見えますなあ。
2db分くらいコンプかかってるように見える。w
誤差の範囲と言えばそうかもしれないけど、変化の方向としては良い方向にちょっとだけ変化してるように見えますなぁ。ウム
少なくとも悪い方向には変化してなくて安心した。w
そして忘れてはいけないのが、部屋の一部分しか施工してないってことです。
変わるとしてもせいぜいこのくらいなのだと思う。
さてさて総括です。
今回自分が思ったことは、
立体的な加工をしてる吸音材は使う個所を選ぶのではないかってことです。
拡散を兼ねる吸音材主体で吸音処理するのは基本的にモニター環境の調音には向いてないと自分は思いました。
特に6畳~10畳くらいの広さの部屋で使うときは注意が必要なんじゃないかと。
リスニングポイントから離れた位置で拡散するなら気にならないと思うんだよね。
でも狭い部屋で拡散する場合はリスニングポイントに不自然な音場を生み出す要因になってしまう。(ような気がする。
なので狭い部屋で使う場合は、音が溜まりやすい箇所に限定して使用する必要があるのではないか。
いずれにしろ、部屋が狭いってだけでハンデだよなぁとシミジミと思いました。
使いどころとしては、小さなレコーディングブースとかだよね。(定番だけど)
とにかく拡散して不要な音がマイクに入るのを防ぐ。ウム
さて、大体書きたいことは書いたのでそろそろ〆ます。
今回の記事は参考にしてくださいとは怖くて言えないんだけど、
でも平らな吸音材は結構おすすめです。
形状がしっかりてるから、端を合わせるだけでキレイに貼れるんだよね。
軽いから両面テープで全然おkだし、色の種類もあるし、
地味に遮音性もあるから部屋もちょっとだけ静かになるし。
音が変わるのが嫌だからやらないけど、本当は部屋中に貼りたいくらい。w