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テマヒマ

転載

2023.05.22 23:50

おはようございます。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、発酵食品

中心のカフェ、テマヒマ

火曜日水曜日は定休日!

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


今日は、まちうまアプリのマガジンのコーナ

ーにアップされた記事、

「発酵と民藝のおいしい関係、「テマヒマ」のまいにち」

を転載してご紹介します。テキストのみです

ので、写真付きは是非アプリをダウンロード

してご覧頂きたく思います。店内のQRコード

からダウンロードも可能です。


 みそソムリエの店主がつくる発酵食品中心のカフェと、民藝の器や暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップとして2018年にオープン。高槻阪急百貨店から徒歩8分ほどで、築90余年の古民家をリノベーションした「テマヒマ」に到着。醸し出す居心地の良さは、まさにお味噌汁のよう。安心感と懐の広さを感じさせてくれます。肩の力を抜き、楽しみながら、日本人が昔から食べてきた味噌や発酵食品に親しんでみませんか。

 

(目次)

1. 気が付いたら伝える側に

2. 人とモノ、人と人を繋ぐ場を

3. 自分の感覚を大切にする

4. 暮らしの中の“好き”を見つける

5. 味噌を選ぶ、味噌を知る

6. 味噌の話は暮らしの話、かもしれない


1. 気が付いたら伝える側に

店主の智子さんにみそソムリエ取得のいきさつを伺うと、「きっかけは母の病気ですね。食の大切さに気付かされました」。調味料やぬか漬などを皮切りに、発酵食品に魅了されていきます。「発酵日記をつけるほど夢中に(笑)」。みそソムリエの資格を知った時は、どうしても取りたい! と、居ても立っても居られなくなったとか。味噌づくりのプロの中にも取得する人がいる資格ですが、智子さん曰く「とても取りやすい」そう。それは、「味噌の知識を正しく幅広く持ち、魅力を伝える人を“増やすため”の資格だからでしょうね」。


2. 人とモノ、人と人を繋ぐ場を

「発酵が好き」、「民藝が好き」という情熱だけで、「大変さを知らないからこそ始められた」とオープン当初を振り返るプロデューサー・バイヤーの準さん。羽釜の土鍋、木ベラや胡麻煎りなど、店内で販売している手しごとの道具は厨房でも大活躍。また、器やカトラリー類はカフェで使い心地を試せる上に、使い込まれたエイジングの美も目にすることができます。「おいしかった、より、楽しかった、が嬉しい。お食事で来られたお客さまにも、目的とは違った何かを見つけてお持ち帰りいただける場でありたいです」。

 

3. 自分の感覚を大切にする

例えば、ランチで人気の納豆ドレッシング。「売ってますか? より、どうやって作るの? との声が増えて欲しい」というだけあって、お客さまに訊かれたら材料やレシピも教えるのが「テマヒマ」の凄いところ。「でも、きっちりした分量でお伝えすることは、あまりないかな。ご自身の感覚も大切にして欲しいから」と智子さん。お店以外の場所でも老若男女を問わず、味噌や発酵食品のお話し会や、お湯を注ぐだけでおいしいお味噌汁ができる味噌玉作りのワークショップを行っています。子どもたちの自由な感覚から、逆に学ぶことも多いのだとか。


4. 暮らしの中の“好き”を見つける

手前味噌作りのワークショップでは「出来上がりはいつですか?」という質問がよく出るそうです。智子さん曰く「自分がおいしいと思った時が、出来上がり」。触れて、嗅いで、味わって。発酵食品は、消費中にも熟成が進み、味わいが変化するなど、完成の目安も曖昧なものだから。「思い通りにいかないところも含めて、変化の幅を楽しめるかどうか。手しごとの器が持つ“ゆらぎ”に対する寛容さにも似ている気がしますね」と準さん。その中で「あ、好きだな」と感じる瞬間を探す楽しさが、「テマヒマ」的暮らしの醍醐味なのかもしれません。


5. 味噌を選ぶ、味噌を知る

ここではランチやスイーツ、スタッフとの会話を通して、自然に味噌への学びを深めることができます。昆布と鰹節でていねいに引いたお出汁以外はヴィーガン…と聞くと、今どきのヘルシーメニューのようですが、野菜やきのこ、豆腐、漬物など、古くから日本の家庭で親しまれてきたごく当たり前のモノ。ただし、発酵調味料やスパイス遣いにセンスがキラリ。取り入れたくなるヒントがいっぱいです。完全なヴィーガンでないのも、ニッチに尖り過ぎず「広がる」場であるテマヒマらしい。


6. 味噌の話は暮らしの話、かもしれない

お味噌汁の味噌を選んだり、味噌を使った料理を食べる中で、お客さま同士が味噌について語り合う場面が生まれるのも「テマヒマ」ならでは。お店でのやり取りや、満員御礼の手前味噌作りワークショップでは、味噌へ関心や興味が高まり、広がっている手応えも感じられるそうです。「食生活のスタイルや、出身地由来の味へのこだわりなど、お味噌にはそれぞれのお家の情報が詰まっていて、その人の暮らしぶりが垣間見えることも」。だからこそ味噌の在り方を提案するお二人の周りには、毎日の暮らしを大切にしたい人たちが集うのかもしれません。

 

編集後記

オープン当初からのコンセプトはブレないまま、ゆっくりと時間をかけて魅力を醸成してきた「テマヒマ」さん。無数の人やモノやコトと関わり合いながら、弛まぬ活動を広げていくスタイルも発酵とよく似ています。訪れるたびに、食を通じて、暮らしに素敵な変化をもたらすヒントが見つかりそうです。


(取材・編集人情報)

取材・文 かがたにのりこ

撮影 東郷憲志(to<go 東郷憲志 写真事務所)

編集 おいしいもの総研マガジン


ライターさんは、以前も某フリーペーパーの

取材を頂いた方でした。校正で一部は修正さ

せて頂きましたが、とてもいい感じにまと

て頂いています。編集後記のまとめの一言が

嬉しかったですね。店主とあんこの話や、

物の話で盛り上がっていました。自慢のあ

こもいつかまた取材して頂きたいなぁ笑。


ちなみに写真の一部はInstagramでご紹介しま

したが、元々僕の撮影予定は無かったので、

ツーショットやワンショットの写真で無精髭

が結構汚いです苦笑。


それはさておき、どのような想いや考えで、

テマヒマを営んでいるかということをお話し

したり知って頂く機会はなかなか無いので、

こういう取材は本当に有り難く思います。

是非、アプリをダウンロードして(しつこく)

ご覧下さい。店内のダウンロード用QRコード

がおススメです(しつこく)。


テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日で

す。明後日5/25(木)11時オープンで皆様のお

越しをお待ちしております。

それでは、今日も好い一日を!