アートと未確認生命体まで、洋館長屋とベンさん家は奇妙な家
神戸と姫路へのリターン旅。
北野異人館街、4軒目の訪問になります。
ホームズさんがいる英国館の並びにある、洋館長屋(ようかんながや)
左右対称に2棟が並ぶ、外国人向けのアパートととして建設されたのがこちら。
洋館としてはアパートですが、日本の長屋のような外観から長屋と呼ばれるようになったのですね。
他にも、旧ボシー邸、仏蘭西館とも呼ばれるそうです。
個人的にはイメージ的に、仏蘭西館の通り、エミールガレなどのグラス、シャガールの絵画、ヴィトンとトランクなど、フランス色が強めかなと思いました。
いずれにせよ、アートの世界や歴史的なブランドのオンパレード。
若干・・・私にはわからない世界ですね。。。
また、カラフルな世界が続いたかと思えば、白黒の部屋が。
これはこれでまた落ち着きませんね。
非常に不思議な空間。
錯覚もあって、立体なのに平面に見えたり、立体にさらに錯覚効果が加えられて、なんか変な感覚だったのを記憶しています。
ここは実際に行っていただいて、真ん中の椅子に座ってもらうことをおすすめします。
ふし〜〜〜ぎな感覚、これは伝えづらい。。
続きまして、こちらも並び、ベンの家です。
名前の通りイギリス貴族で狩猟家のベン・アリソンさんの日本におけるお家。
別名としては旧フェレ邸との記載もありましたが、こちらは実はイマイチ経緯がわかりませんでした。
異人館の中でも建築の古さは屈指で、堀、壁、窓枠と、明治35年建築当時のまま残されています。
建物好きにはたまりません。
しかし中はもう狩猟家ベンさんのお家そのもの!!
世界各地で射止めた動物や昆虫の剥製がズラリ。
巨大なホッキョクグマにヘラジカ、狼にバイソン。
中には「これどうなの?」って思うような未確認生物も。。。
とにかくどの部屋にも必ず剥製が飾ってあり、これはこれで落ち着かないお家!
客間らしき部屋でお茶でもって言われても、常に何かの視線を感じていそうで。
それこそ夜にもなると、、なんか動き出しそう、、
壁に飾ってある動物以外のアートも非常に独特。
平日にも関わらず、多くの人で賑わう北野異人館街。
坂の多い神戸ともあり、歩いて回るのもなかなかの歯応え。
色々な逸話があったりともっともっと時間をかけてまわりたい、そんな街でした。