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いわぶち動物病院

急性膵炎

2023.05.25 13:12

ワンちゃん、猫ちゃんかかわらず、突然発症することが多い病気です。

この病気になる確率自体はそこまで多くないのですが、この病気にかかった際の死亡率はかなり高い割合を呈します。


発症する原因として多いのが、ゴミあさりで特に脂分の多いものを食べてしまうこと、なれない肉を食べること、などです。

基本的には普段食べない油分のあるものを食べることで発症することが多いと思って良いかと思います。


また、猫ちゃんの場合、厄介な原因で膵炎を起こすことがあります。

以前にも紹介したFIPによるものです。

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、もともと感染して潜伏していた、下痢を起こす猫コロナウィルスが、突然変異を起こして腹腔内に炎症を起こすからです。

まず、発症の原因を取り除けない、治療方法が無い、という問題があります。


改めて急性膵炎の話に戻りますが、治療方法について、になります。


最近になって(2年くらい前?)ブレンダ、という薬が発売されました。これをなるべく膵炎を早く発見して、投与することで、かなりの治癒率があることがわかってきています。

以前はできるだけ痛みを止めて、本人の体力で膵炎が収まるまで待つ、ということしかできなかったのですが。


(よく僕が話題にだす、ちゃんと膵炎があって、そのためにブレンダを打つ、といって治療をしたのに、飼い主が悪いセカンドオピニオンにあったようで、膵炎に治療方法は無い!あと、なんで膵炎だと言ってくれなかった!とクレームを言ってきた話ですね。新しいブレンダという治療方法があること、膵炎であることも伝えたのに、耳に入っていなかったようですが、治療方法が無いと言った先生の所でどういう治療をすることになったんでしょうね)

そして、これはあくまでワンちゃんの膵炎治療方法になります。

最初は猫ちゃんにもブレンダが効果がある、という情報だけ知らされていたのですが、猫ちゃんは代謝が早く、一日に2度注射が必要であることが後からわかりました。


この場合、本人のストレスを減らすために、飼い主さんは大変ですが、午前と午後に一回ずつ注射を打ちに来てもらう(お金の面でもその分高くなりますね)。

入院して、そのまま預かって一日二回の注射を打つ。

のどちらかになりますね。


あとは昔の治療とは180度変わった、なるべく食べさせる、というところですね。食べることで、腸が痩せるのを防ぐことができます。

ちなみに昔は絶食させることが一番だと思われていました。


医学でもそうですが、研究が進み、状況や治療方法が正反対になってしまうこともあります。


膵炎の治療方法とは関係ありませんが、小保方さんのSTAP細胞が本当にあったこともその一つですね。

ただ自分達が見つけられなかっただけで、嘘をついていると決め込み、一人の人生がメチャクチャにされてしまいました。


先ほどのセカンドオピニオンもそうです。

不勉強な先生が、膵炎の治療方法は無い、待つしかない、と、飼い主さんがそっちを信じたために、ワンちゃんはお亡くなりになったかもしれません。

でもこれは飼い主さんも悪いかと思います。ただ、ネットで、犬 膵炎 治療、と調べるだけで当院の方が正しいことがわかったはずなのに。多分、先生が年をとってて貫禄があるような感じだったのではないでしょうか。

まあ、この通り、膵炎に対する治療は当院では問題なく行えます。

膵炎そのものを発見するのが一番難しいのですが、エコーおよび検査キットの導入で、膵炎の早期発見ができるようになっています。


膵炎発見率100%とはいきませんが、何かお腹が痛そう、特に右前の方が、という人がいたらすぐに連れてきてあげると良いでしょう。