資源大国、日本!?
昔から産油国の間では、絶対に日本に対して、石油が売れない、とか、売り渋り、とか、価格の超値上げ、とかを絶対にやってはいけない!
と言われていました。
なぜなら、それをすると日本はすぐに、新技術やらなんやかんやで、石油や代替え燃料を創りだしてしまう!
からです。
それをバッチリと証明したのが中国です。
もうかなり昔の話しになってしまいますが、戦略物資と言ってもいいレアアースを、突然売らない、この価格(何十倍もの価格)で買え!
と言ってきました。
そこで日本の科学者や企業は大奮起!
短期間でレアアースを必要としないモーターや、中古携帯の中に入っている少量のレアアースで今までと同じものを作り出す。
という偉業をやってのけました。
困ったのは当然中国です。何せ日本はトップクラスのお得意様だったのですから。
あ、あの!安くするからレアアース買いませんか⁉︎
アメリカはオーストラリアにお願いするからもういらない。
日本はレアアース無くてもやってけるからもういらない。
(ちょっと実際とは違いますが)
レアアースはもうレアとは言えない値段でしか売ることができなくなりました。
というか、もうほとんどただの土と同じ値段になってしまったレアアースも存在しています。
そして現在。産油国は価格を上げすぎたのでしょうか?確かに年々ガソリン価格が上がっています。
今まで、多分掘れる多分掘れる、日本は資源大国になる、と、掘り出せる詐欺とすら笑われてしまっていたメタンハイドレートをついに掘り出すことのできる技術が完成しました。完成してしまったんです。
メタンハイドレートに関しては以前も記載しましたが、改めてあとで書き込みましょう。要は、温室効果の少ないエコな天然ガスだと思ってください。
それが日本近海には大量に存在しています。
今までは凍ったメタンガス、という状態だったため、採掘するのは非常に困難でした。
それを成功させたのが、北見工業大学と三井海洋開発です。
今まで日本のエネルギー自給率は10%くらい?ほとんど海外に頼っている状態で、もし北朝鮮やかつての第二次世界大戦の時のように経済制裁をされたら、それだけでエネルギーが足りなくなってしまう状況だったわけです。
そしてダメ押しと言ってもいいのか、つい最近、下水から石油を生産してくれるバクテリアが発見されています(規模は小さいですが、石油を作るバクテリアは結構見つかっていたんですけどね)。
今までと違うのは、石油を作るバクテリアを生育するために、広大な土地が必要だったことです。
何とそれが解決しました。光合成で石油が作るバクテリアではなく、光がなくても石油を作るバクテリアを見つけたわけです。
どういうことかというと、今までは光を当てるために薄い水槽を広い範囲に置かなくてはいけなかったのが、ふかーい水槽を並べても、埋めても石油が作れるバクテリアが研究される様になった、ということです。
こうして土地問題は解決です。
今まで、ほとんどの資源を他国に頼っていたある意味危険な状況。
本当に日本は資源大国になれるんでしょうか?
いや、メタンハイドレートを掘れるようになったので、まあ確実なんですが。
これで税金、下がってくれませんかね……。