2018.6.20 DANGAN 213 カルロ・マガリvs三代大訓 and 第4回日中親善対抗戦
第1試合 フライ級4回戦
×川崎元(京浜川崎) 3勝2KO4敗 25歳
(4R 判定0-3)※38-39,37-39×2
○赤羽根烈(ワタナベ) 3勝2KO1敗 19歳
両者とも4回戦とは思えないハンドスピードでパンチを交換。
コンビネーションで上回るのは赤羽根。
川崎も打たれっぱなしにはせず打ち返す。
健闘を見せた川崎だったが赤羽根に多くのヒットを許しジャッジは3者ともに赤羽根に。
第2試合 フェザー級6回戦
○スゥ・シャオタオ(中国)
(2R 1分39秒 TKO)
×濱田力(本多) 7勝6KO1敗1KO 22歳
シャオタオが濱田のジャブを掻い潜り体ごと突進するようなパンチで牽制。
なんとかペースを取り戻したい濱田が応戦するも2Rにシャオタオの右ストレートがヒットしロープの間に崩れ落ちる濱田。ダウン後にも3発ほど追撃したシャオタオに減点1が課せられるも再度シャオタオが右を当て前のめりにダウンする濱田を見てレフェリーがノーカウントで試合をストップ。
対抗戦は波乱の幕開けに。
第3試合 スーパーフェザー級8回戦
△ベルゲル・プトン(フィリピン) 17勝8KO10敗2KO 31歳
(1R 2分30秒 テクニカルドロー)
△仲里周磨(ナカザト) 7勝6KO1敗1分 21歳
正木(帝拳)に判定負け、伊藤(伴流)にTKO負けを喫したプトン相手に仲里がどう試合を作るか期待していた一戦。
立ち上がりプトンの突進にやや面食らった仲里だったがプトンの攻撃に慣れたかヒットを重ね、勝負はこれからと言う時に偶然のバッティング。
仲里は左目の上を、プトンは額の左上を大きくカットし続行不可能と判断され、規定により引き分けに。
第4試合 フライ級8回戦
×ゾン・ユイジェ(中国)
(7R 2分45秒 TKO)
フライ級 OPBF#13,WBO-AP#8,日本#5
○長嶺克則(マナベ) 14勝10KO2敗1KO1分 27歳
長嶺の入場曲でユイジェが入場してしまい、長嶺も慌てて花道に現れるも曲が終わり場内は暗転。再度リングアナが長嶺選手をコールし客を煽りながら入場する長嶺。
ユイジェがパンチを振り回しながら前進するも長嶺は冷静に対処し逆にユイジェの打ち終わりに上下とヒットを重ねる。
ユイジェのパンチが当たる場面もあったが有効打にはいたらず、長嶺は接近戦でショートアッパー、ショートフックを次々とユイジェに打ち込む。
段々と手詰まりになってきたユイジェに対し、長嶺はどんどんギアを上げてユイジェを攻め立てる。
長嶺の独壇場になってきた7R。
長嶺のストレートがユイジェにクリーンヒットするとレフェリーが試合をストップ!
試合後のインタビュー中もマイクの電池切れ?のトラブルも 笑
試合以外での障害はあったものの再起戦を飾った。
第5試合 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
Sフェザー級 OPBF#C
×カルロ・マガリ(フィリピン) 23勝12KO9敗3KO3分 31歳
(12R 判定1-2) ※115-113,113-115×2
Sフェザー級 OPBF#11,日本#3
○三代大訓(ワタナベ) 5勝2KO 23歳
※マガリが2度目の防衛に失敗、三代が新王者に。
マガレが力強いジャブを突きながら前進。
三代がそれをジャブで突き放し、隙を見てストレートを発射。
三代がボディやアッパーでマガレに打ち込み、マガレは体ごと突っ込むストレートで三代に襲い掛かる。
両者ともにクリーンヒットは許さず、三代の手数がやや上回ったかなと思った4Rまでの途中採点は38-38のイーブンに。
三代がポイントを取りに前に出た刹那マガリの右が三代の顔面に当たりふらつく三代!
好機と見たマガリが三代にフルスイングで強襲!何発かヒットし万事休すの三代。
なんとかラウンド終了のゴングまで生き延びた三代。
続くラウンドも回復に費やす。
三代の回復とマガレの打ち疲れが重なったか一転三代のパンチが当たりだし、マガレのペースが落ちる。
左ボディをヒットさせマガレを後退させる三代。
8Rまでの途中採点は77-75が2者三代支持、76-76が1者。
明らかにスタミナ切れを見せるマガレに三代は冷静にジャブから上下のコンビネーションを繋げマガレを圧倒。
マガレも何とか打ち返し逆転を図ろうとするも叶わず。
三代がまたも大激闘を制しOPBFスーパーフェザー級新王者に輝く。
This day Andstill 3 Award
Best KO:スゥ・シャオタオ
Best Bout:カルロ・マガリvs三代大訓
MVP:長嶺克則