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サロンマーケター岩田のキャリア&マーケBlog

【未来予想】美容師求人のイノベーションを考える

2018.06.20 13:26

どれだけの人がどんな反応をするかわからないが、一度書いてみようと思う。



◾️美容師の求人サイトは会社ではなく個人にシフトすべきだ



集客と求人の概念は一緒だと思っているので、僕はあえてこう提言する。



もはやお店や会社ごとの求人ページを持つのは時代的に終わりを迎える。



これからは、美容師個人が『俺と一緒に働こうぜ!』というページを持ち、そこへ就職希望の人たちが集まるようにするべきだ。



そのページには、エリア検索機能が実装され、ヘアカタやinrtagram、ブログ、チャット機能、お気に入り機能、そして雇用条件。



そう、まさにminimoのようなイメージで、

『個人別 美容師求人ポータルサイト』が絶対にウケる時代が来る!

※↑イメージ




美容学生はすでにインスタで就職したいサロンを探しているのと同じで、

自ら動ける子たちはこのサイトを使うようになる。



あとはもう、僕らNYNYのような大手サロンの求人部が、一生懸命に学校周りをしてアナログで認知を広げるしか方法がない。




では何故ここまでハッキリと言えるのか?その理由を、今の集客概念を元に解説したい。





①minimoやinrtagramがなぜ世間に受けているのか?




それはお客様が、美容師個人の発信に呼応しているから。お店単位の当たり外れに委ねるではなく、初めから美容師個人を自ら選ぶことの安心感。


さらに言うと値段すらも、お店の値段に合わせるのではなく、美容師個人に払う対価を、お客様が判断できる点が大きい。



これらはスマホがもたらした情報収集の手軽さと、発信の手軽さのタイミングがうまくマッチしたからであると思う。




②なぜホットペッパーがminimoに脅かされているのか?



会員数や利用数をみれば明らかにホットペッパーの方がまだまだ多いが、なぜ数あるサロン集客サイトの中で唯一、minimoだけがホットペッパーを脅かすほど勢いがあるのか。



それは、若年層のニーズとインターフェースに合わせた打ち出しをマーケティングできているから。


つまり一言でまとめると時代に合っている


  • 美容師個人にページを管理させること
  • 1人のスマホで予約まですべて完結すること
  • 美容師とお客様の直接的なコミュニケーションを実現させたこと


これらは実は、ホットペッパーには〝やりたくてもできない理由〟がある。



それは、

年寄り美容師ユーザーが多いが故に、管理が効かなくなり、(サロンからの)クレームやトラブルが起こる

という事。



集客サイトの王者であるが故に、仕様を変更したくてもリスクの方が大きくなってしまっていると、僕は考えている。





③美容師は『どこで働きたいか?よりも先に、誰と働きたいか?』にニーズがシフトしている。


これはこのブログでも説明した。


これは実は今に始まったことではなく、昔から今も変わらずそうだったんだと思う。



ただ個人の発信ができなかった時代に、たまたま店単位の広告が打てただけ。


時代が変わり個人ブランディングが容易になった今、その流れが変わりつつある。


ホットペッパー求人サイトが上手くいかないのは、ここに理由がある。


現に大勝ちしているデザイン系サロンはほとんど聞かない。


あっても面貸しサロンがたまたま他の媒体に求人を載せていなくて流れただけだと思ってる。





◾️美容師個人が求人募集をするデメリットは、差がつく事



つまりminimoやinrtagramのように、個人の能力や行動力、やる気に左右されてしまう事で、ますます店舗による差ができてしまう事だ。



つまり発信が下手くそな美容師は、求人もかからない。



でももはや時代がそっちにシフトしつつあるのだから、仕方がない。



僕らにできる事は、ただ集客と同じく〝教育〟を提供することしかない。





さぁ時代がどうなるか。

これからの美容業界が楽しみです。



もしこのブログを見ている何処かのエンジニアさんやマーケターさんがいれば、ぜひもっと深い話ができたらいいな。