式を使いこなす。
2018.06.20 14:55
小学6年生算数は、ある程度一気に式を立てる
トレーニングを継続中です。
例えば、底面の半径が3cm、高さが5cmの
円柱があったとします。
この表面積は、底面積二つと側面積の和によって
求められるのですが、
式は一気に立てていきます。
3×3×3.14×2+5×6×3.14
=18×3.14+30×3.14
=48×3.14
という風に、最終的には分配法則を利用して
整理をしていくという目を育てるためです。
口が酸っぱくなるほど分配法則分配法則と
私が言うので、子どもたちはすっかりその
法則を使いこなしています。
恥ずかしい話、私は小学生の時に分配法則は
本当になんとなくでしか理解しておらず、
もっと言えば普通の文章題などでも
使いこなすことはできませんでした。
中学に行っても高校に行っても、
分配法則って詰まるところなんだろう?くらいに
思っていましたが、大学に入って中学受験テキストを
しっかり見直して
「こんなに便利だったのか!と言うか、
中学のあれも高校のあれも、これを利用してたのか!」
ということをようやく理解したのです。
だから、私の当時よりよっぽどちゃんとこれを
理解して使いこなしている子どもたちは、
私よりもずっと賢くなってしまうかもしれません。笑
で、宝を持ち腐れないように。
分配法則は、式が長くなるほど使う余地があります。
特に、小学生の円が絡む領域については。
慢心せず、いろんなポイントで使ってもらうために、
式はできるだけ長く書いてほしいのです。
それは、結論をイメージして立式する
トレーニングの一環でもあり、
それは数学へ思考を接続していく意味でも
重要性が高いことだと思っています。
「式を立てる」と一口に言っても、
トレーニングのさせ方は様々です。