5月27日(土)22時47分
今日は一日家にいた。
来るべき試験、というとずいぶん大仰な気もするけれど一応はれっきとした国家資格である第二種電気工事士の筆記試験が明日行われるので、過去問やったり要所詰めたり洗濯物干したりごはん作ったり漫画読んだりしていた。
ひとまず今のところ安全圏までは来ているのでは、という手ごたえはある。接地抵抗と絶縁抵抗のところが成程と得心いったのがでかい。
しかし久々に「試験勉強のための勉強」に打ち込んでみたのだけど、やはりこのレベルの試験では「理論はさておきこの辺丸っとサクッと覚えたらよし!」みたいなものになる。そして必ずそこには誰の眼にも判然とした理と解がある。その環境は、率直に気が楽だ。
このレベル、とはなかなか豪語するなぁと思うけれど、現実にそれより上位の資格を視野に入れるのであれば、単なる丸暗記では到底太刀打ちできないところが早晩やってくる。
それに結局、試験勉強で得たものだけで構築された"知識"は現場ではなかなか役に立ちにくい。現場には現場の理が存在するし、それは試験が想定する理想的な状況からは程遠いところにあることもざらだったりする。当然あまりにも現場の理が強すぎると労基署がやってくる羽目になる。
とはいえ、何かの勉強をしてそれを今後につなげていこうという姿勢を持つことは、少なからず自分を機械的に肯定的にする。
そんなことを考えていた折に届いた一冊。
点滅社から刊行された『漫画選集ザジ Vol.1』を読んだ。
表紙からしてただモノではない雰囲気が漂ってくる一冊。気取らない造りに青の深さがかっこいい。
以下掲載者一覧。
大橋裕之 亜蘭トーチカ 杉作J太郎 日野健太郎 うみにく 森井暁正 松本剛 ヤシ 森井崇正 ウィスット・ポンニミット Orion terayama 沖永和架奈 yozorart ゐ忌レ 能町みね子 三本義治 ゴム製のユウヤ 輝輔 すいそう HOSHI368 いましろたかし
ビックネームから全くの無名まで総勢22名。
編集後記から抜粋
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人生や人間を佳しと思はせるやうな(建設的な)小説」も欲しいけど、「人生や人間を最悪と思はせるやうな(非建設的な)小説」も欲しいと願っています。
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世の中って素敵なものや肯定的なものばかりではないし、そればかりが標榜される世の中っていうのは「じゃあ自分もそれに倣って前向きにならなきゃ生きていけないのか?」という鬱蒼とした気持ちにさせてくる。
あいにくと私は他者にそういう生き方を望まれてもお断りだし、ましてやそれを強いられたら全力で逃げたくなるので、この否定感を肯定してくれるようなものが世界に遍在しててくれと心から願い続けている。
そしてこの『ザジ』はそれだと思った。
ISBNも振られているので一般流通に乗っているしhontoやAmazonでも購入できるけれど、出版社直のBASEでも販売している。そこで買ったら同封されていた一筆。
こういうマメさがない自分にとって、これができるというだけで羨望のまなざしを向けてしまう。
試験は午後からだから寝坊はないだろうけれど、午前中にお店へ行ってやること済ませる必要があるので、早々に寝る。
愛車の原付から異音がするのでバイク屋さんに持っていったところ「チェーンが伸びてスプロケットも多分すり減ってる」と診断されたので、大事に至る前に預けてきた。ので明日は電車とバスで移動となる。乗り物に乗るのは嫌いではない。ガラガラだとなおのこと良い。