絵への恩返し。
2018.06.20 22:29
数名の方から薦められていた、あるテレビ番組を観ました。
それが
「なんでわたしの心の中が分かるのだろう?」
てくらい、とても好きな番組だったのでご紹介します。
(わたしはすでに3回観ました)
「セブンルール」
働く女性にスポットを当て、それぞれの7つのルールを紹介する番組です。
主役は毎回変わるようで、今回スポットが当てられていたのは、校閲者の牟田都子さん。
校閲といえば、少し前に石原さとみさん主演の「校閲ガール」で話題になりましたよね。
恥ずかしながら、わたしはそのドラマを通して初めて、校閲者というお仕事を知りました。書籍には名前の乗らない、でも、その裏側で最後の砦として支えている存在。
そんな、大変なお仕事と日々向き合っている牟田さんは、、著者とも、言葉とも、人生とも、とても丁寧に向き合う魅力的な女性でした。
詳しくは本編を観ていただきたいのですが、番組の中でわたしが特に印象に残ったのは、仕事でも趣味でもたくさん本と向き合う彼女の、
「読んでいるときは、何も考えないで本の中にいていい時間」
て言葉でした。その時間を守るために、彼女は校閲のお仕事をされているのだそう。
読書好きとして
「分かる!!」
て気持ちと同時に、絵描きの自分の中で沸いたのは
「絵を通して、何も考えないで絵の世界にいていい時間」
を届けていきたいなって気持ちでした。
本と比べたらほんの少しの時間かも知れないけれど、絵に触れている間は日々の喧騒を忘れてほっこりしてもらいたい。
人見知りのわたしを広い世界に連れ出してくれた絵に、そういう形でも恩返ししていけたらいいなって思います。