韓国の食卓から魚が消え水産業が崩壊する日は近い、自業自得?
東京電力福島第一原発のALPS処理水の海洋放出はまだ始まってもいない。それにも関わらず、いま韓国国民の間では、韓国沿岸の海ではすでに放射能汚染が進んでいるかのような雰囲気だ。済州島をはじめ全国の農水産業団体と市民団体が「汚染水」の海洋放出を阻止するための運動団体を立ち上げ、野党共に民主党は国会で「汚染水」放出絶対反対の決議案を通過させようと毎週のように大規模集会を開いている。
このままでは、韓国の漁業は確実に衰退し、海苔(ノリ)養殖を含む水産加工業は崩壊するかもしれない。刺身など海鮮食品を扱う魚市場、海鮮レストランや寿司店など飲食業者も廃業に追い込まれる確率が高くなっている。
国民の72%は水産物消費を減らす
何と言っても、最新の世論調査によると、韓国国民の85%は「汚染水の海洋放出」に反対であり、海洋放出されれば72%は「水産物消費減らす」と答えているという。世論調査は「環境運動連合」というそっち系の市民団体が世論調査機関に委託し全国1000人の成人男女に聞いた結果だというが、調査では、福島第一原発から放出される「処理水」を相変わらず「汚染水」だと称し、その「“汚染水の海洋放出”について反対か賛成か」と聞くのだから、大半の人が反対と答えるのは当然かも知れない。要するに「処理水」がいかなるものかを韓国国民は知らされず、ほとんどが理解もしていないなかで、処理水やトリチウムに対する確かな知識を前提にしていないで調査は行われている。
科学的な根拠や知識は何もないくせに、放射能による海洋汚染という「怪談(ヘダン)」話だけを大きく膨らませた結果、にっちもさっちもいかず、自分たちの空想だけで海が「汚染」され使い物にならなくなると思い込んだすえの結果であり、これこそ自業自得、自らが自らの首を絞めている形といえなくもない。
しかも、福島処理水による「海洋汚染の危険性」を誇張し、「奇形の魚」が出現したなどのデマを流して、日本を圧迫する手段に使えと指示を出したのは北朝鮮であり、そうした指令を受けて活動しているのがスパイ組織として摘発を受けた親北左派の労働組合「全労総」の活動家たちだった。そのことが大々的に報道されても、左派系野党は今もなお、その北朝鮮の指示どおりの大衆煽動路線を実行し続け、そうした嘘やデマのでっち上げに疑問を差し挟まず、簡単に野党や労働団体の煽動に乗ってしまう国民が大勢いるというのだから、この国の国民の民度がどれほどのものか分かるというものだ。
北朝鮮の核実験は気にしない韓国人
北朝鮮と言えば、核実験場がある豊渓里(プンゲリ)の地下水が核実験で汚染され、その水を飲んでいる地元住民の多くに遺伝子異常の症状が出ているという韓国政府の調査結果もでている。北朝鮮の核実験場には核物質を取り除くための装置など稼働せず、実験場から流れ出る汚染された水はそのまま川や地下水を伝わって日本海に流れ出ているのだから、韓国にとっては、こっちのほうが福島よりはるかに深刻な問題であるはずなのに、これについては野党も市民団体も一切問題にしたことがない。ノー天気でいい加減な人たちでもある。
しかし、韓国の漁業が衰退し、崩壊するのは、日本の漁業にとってはむしろ喜ばしいことかもしれない。何と言っても韓国の遠洋漁船は太平洋を回流するサンマの群れを追い回し、油がのって大きくなって日本沿岸に到達する前に大量に捕獲してしまうため、サンマ資源を枯渇させる原因となっているからだ。韓国には福島など東日本8県の農水産物を買ってくれとはけっして言わない。韓国国民も海で採れた魚介類や水産物はもはや口にできないものと諦めた方がいい。魚など食わなくても生きていけるし、そのほうが不安もなく心の安定が得られ、長生きできるだろう。
名前も顔も隠さなければならない福島視察団
それにしても、今回、韓国の原子力や放射能分野など21人からなる専門家を日本に派遣し、5月21日から26日まで5泊6日の日程で福島第一原発を視察したにもかかわらず、国民の半数以上は視察談の派遣は何の役にも立たないと考えているという世論調査も出された。
コリアリサーチなど世論調査会社4社が今月22日から24日までの3日間、18歳以上の男女1001人を対象に行った電話調査によると、「視察団の派遣が汚染処理水の安全性の検証に役立つか」という問いに対して、「役立つ」と答えた人は全体の40%、「役に立たない」と答えた人は53%だったという。<KBS日本語ニュース5月25日「福島視察団の派遣は役に立たない」が半数以上 世論調査>
しかも、視察団のメンバーの氏名については、団長を除いて非公開だという。公開すれば、それだけ国民の圧力が強まり、何をされるか分からないという恐怖からメンバーが非公表を望んでいるためだとされる。確かに視察団に関するニュース映像では顔を出すのは団長の劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長一人だけで、他のメンバーは例えばバスに乗り込んだりバスを乗換える時も、顔がカメラに映らないように、後ろ姿しか見えないように移動していた。公の活動さえもこそこそと行わなければならないという異常な圧力社会である。
メンバーの顔も見えない視察団であれば、その視察活動も信用できないのは当たり前で、これも自業自得というか、自分で自分の首を絞めている結果でしかない。
たとえトリチウム量が増加しても検出限界以下
韓国は沿岸90か所ですでに放射能検査を継続していて、韓国産水産物10品目については毎週放射能検査を実施し、結果を公表することを決めたという。韓国政府は、去年は5441件、今年はその1.5倍8000件以上の韓国産水産物について放射能検査を行う予定だそうだが、福島原発事故が発生した2011年以来これまでに放射能基準値を上回った事例は一つもないという。<朝鮮日報4月25日「韓国産水産物10品目、毎週放射能検査を実施へ…福島汚染水放出の不安払拭」>
韓国の政府系研究所や原子力専門家によるシミュレーションによると、福島沖で放出された処理水は、海流に沿って太平洋を大きく回り、韓国周辺には2年後に1平方メートル当たり0.0001ベクレルが流入し始める。4-5年たつと本格流入が進み、10年後には同0.001ベクレル前後になる。これは韓国海域のトリチウムの平均濃度の10万分の1だ。海洋科学技術院は「検出されないほど無意味なレベルだ」と話している。<朝鮮日報4月5日「日本の汚染水が来る? 韓国では放射能数値の検出すら困難」>
精密な検査装置でも確認ができない検出限界以下のトリチウム、文字通り存在しない放射能の影に怯えることに意味があるのか?トリチウムは自然界にも大量に存在し、月城(ウォルソン)原発からも大量に放出されているが、そうした海の魚を食べて癌になったという人の話はいまだかつて聞いたことがない。韓国の人たちはBSE狂牛病にかかった牛肉を食べると脳に穴があく体質だと韓国の公共放送MBCが大まじめに伝えていたから、あるいは魚を食べて癌になる特異体質の人もいるかも知れないから気をつけて!?