カタツムリに意識を合わせる。

菊地留です。

　もう5月も終わりですね。

6月にある合唱団のフランス公演練習合宿から始まり、何だかいろんなことが見えないところで大きく動いている感覚の1カ月だったように思います。

　レゾナンスハーモニーを奏で、世界平和をビジョンとしているちょっと変わった合唱団ですが、個人的な人生も同じような目的が並行してあるような実感が最近はしてきました。

　とはいえ、変化に対して抵抗もあるようで、体調がが良くなくて、ただやるべき事をやる日々が続いていました。

　そんな中、毎日同じカタツムリが庭に出現！

朝起きたすぐ、窓を開けてそのカタツムリをじっと目で追うのが数日の日課になっていました。

ジーッと見ていると、色々気持ちが湧いてきます。

「何がしたいんだろう？」

「何処へ行きたいんだろう？」

カタツムリに心の中で質問しながら、黙ってゆっくり進むカタツムリを見る。

　意識をカタツムリに合わせるわけです。

　カタツムリは何もいいませんが、ただそこに居て生きている。

「無」な時間、空間がそこにあるようでした。

　私の体調が戻ってきたら、カタツムリはどこかへ行ってしまいました。

　不思議。

　あの静寂をいつも心に持っていたいと思います。