「ブラフマーストラ」（映画感想）

「RRR」公開時から、この「ブラフマーストラ」の前評判はすごくて、だけどその時点では日本公開はまだ決まってなかったみたい。RRRの大ヒットのお陰で映画館で観ることが出来ました～！

「ブラフマーストラ」…聖典ブラフマスートラは、ヴェーダーンタ学派の根本経典と謳われ、バーダラーヤナという人の作品と言われていますが、はっきりしたことはわからないそうです。初代シャンカラ・チャーリアがAC700年頃に注釈をつけて編纂したとも言われています。

…ということを最近知ったので、映画は古代というか神話のようなお話かと思ったらぜーんぜん違いました！

アベンジャーズとハリポタと時々マトリックスと、ちょこっとタイタニック…みたいな大変にゴージャスな映像でした！そこに歌とダンスが当然のように挟まって計167分、やっぱりインド映画長い…😑

で、内容は現代劇で、主人公は両親を早くに亡くしたDJと、その恋人（RRRでシータを演じたアーリヤー・バット！可愛い🥰）。タイトルの「ブラフマーストラ」を探すんだけど、これが聖典ではなく、円盤の欠片というか3つ揃ったら完成するという巨大な力を持つレリーフみたいなもの。これを悪の手に渡してはならぬ！という使命と、DJの両親の秘密が絡まって…。

というお話で、聖典まったく関係ない（ということもないけど、少なくとも神話ではない）。だけど主人公の名前はシヴァ、恋人はイーシャ、そして宇宙を司る「デーヴァ」の影まで出て来て、あと、様々な神様を祀るプージャのシーンも沢山あって、ちょっとでもインド神話や聖典知ってたら楽しいし面白い！

それから、ロマンスシーン多めでアーリヤ―・バットがRRRの時より出番多くて眼福だし、シヴァ役のランビール・カプールは初めて見たけど頼りなさげな感じが（インドの俳優さんにしては）涼しげで良いな～と思いました。ダンス凄かったし！

この作品、なんと3部作なんだそうです。なので、1作目のこれが日本でヒットしなかったら、2本目以降はビデオスルーとかになっちゃう・・・インドでは大ヒットらしいので続いてはくれるだろうけど。
インドの大作って派手だし長いから、映画館で観たいんですよね・・・もう劇場に閉じ込められる形でないと。家のソファだと集中が持たないと思う🧘

映像がすっごく美しいしCGも大迫力だったので2作目以降も劇場公開を祈ってます！