結婚式打ち合わせ~そこは取調室~
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
今日はわたしの日常です~。
結婚して早4年。
今年の11月に結婚式を
挙げることにしました。
先日プランナーさんと
初の打ち合わせがありました。
わたしは
軽~い気持ちで参加しました。
「当日の流れの確認だけでしょ。」
が、
待ち受けていたのは
集中砲火。
「旦那さんの第一印象は?」
「どちらから告白されたのですか?
何て言われたのですか?」
「プロポーズは
どんな内容だったのですか?」
「なんで結婚式を挙げようと
思われたのですか?」
エトセトラエトセトラ…
・
・
・
めっちゃ聞くやん。
結婚式を挙げた世のカップルたちは
こんな拷も…
いや、
こんな取り調べを受けてきたのか?!
(拷問も取り調べも
ニュアンス的には一緒か。)
わたしは「スン…」
と、能面のような表情に。
わたしの異変に気付いた夫。
普段無口なのに、アワアワして
プランナーさんに
愛想を振りまき始める。
調子に乗った夫が
「ゴンドラに乗って登場したい。」
と言い出したので
全力で止めました。
(バブルの結婚式?!?!)
打ち合わせが終わって夫は言う。
「本当にえみりちゃんは
ああいう場で
質問に答えるのを嫌がるよね。」
わたし「嫌。めっちゃ嫌。
結婚式を作るうえで
情報が必要なのは分かるよ?
でも、
初対面の人にプライベートなことを
言いたくない。」
夫の
「人と人との繋がりというものは
ウンチャラカンチャラ…」
という説教を無視し、
わたしはぜんぜん違うことを
考えていました。
外来に来てくださる方は
誰にも言いたくない
心の1番柔らかいところを
教えてくれている。
初対面のわたしに。
なんで教えてくれるかって、
わたしを
信用してくれているからだと
思うんです。
今回の件で言うと、
わたしはプランナーさんが
どんな人か知らなかった。
信用に値するか分からないから
自分のことを言いたくない。
時間を重ねれば相手を信用し、
わたしも思っていることを
言えるようになるかもしれない。
そんな過程をすっとばして、
外来で
自分の内面を教えてくれる方々には
感謝しかない。
わたしは外来の最初に
「これから色々質問します。
もし答えたくなかったら
パスしていいですからね。」
と、伝えています。
何も考えずに言ってましたが、
こういう配慮って大事だったんだなと
思いました。
結婚式の打ち合わせでは
いっぱい質問されて
面喰いましたが、
次からは能面顔をやめて
ちゃんと参加します😑
こちらからの歩み寄ることも必要。
コミュニケーションで
お互いを知ることが大切ですからね。