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名古屋市中川区「歯の喰いしばり・腰痛専門」森本治療院

共感と同意

2018.06.22 02:03

もりもと治療院

鍼・手技療法・TCH鍼・美顔ハリ・美顔整体・小児ハリ

℡052-398-3022

E-mail: mahalo881g@yahoo.co.jp

名古屋市中川区西中島1-513


人は話を聞いてもらいたいし

共感や同意を欲する生き物でもあります。


わき腹痛で来院された80代の男性のお話しです。


「よう、先生、腰が痛いんだわ。」


「どこが痛いって?」


「ここ、この腰が痛いんだわ。」


「ここはわき腹だねぇ。」


「そうきゃ、その腰が痛いんだわ。」


「どうすると痛みんですか?」


「寝とって起き上がる時に痛むんだ。」


「畑仕事でもしたかね?」


「なんもしとらん。」


「最近はよう先生、テレビの前でソフアー座っとるだけだわ」


「じゃあちょっと診せてもらうね」


この場合

圧迫骨折も考えないといけないのですが

骨には異常がなさそうです。


動きを診てみると

どうやら腕の動きに問題がありそうです。


そこでちょっと動きを変えて

「一度寝ころんでから起き上がってみて」と言うと


「痛ない。」


「痛くないよね。」


原因は肩甲骨に影響を与えてる筋肉が上手に動けず

痛みを出していたようです。


一通り治療した後に


「〇〇さん、もう一度動いて痛みを確認してみて」


すると


「痛ない」


「だけどよ先生、さっきまでこうすると痛かったんだわ」


「そうだね痛かったんだね。」


「今はどう?」


「痛ない」


「でもこうすると痛かったんだわ」


「そうだね痛かったね」


これを繰り返します。


治療効果だけでなく、話を聞いて共感を繰り返すうちに

納得できることもあるんですね。


「先生、また来るでな。」


元気な笑顔で帰っていかれる姿を見るのが

うれしくてニコニコが止まらない瞬間です。