「バカにされた気がした」
悪口を言われている気がしたと、4人もの命を奪う凄惨な事件が起こりました。
「気がした」というところが引っ掛かったので、テーマにしてみたいと思います。
事件の背景や容疑者の心身状態はわかりませんし、事件の分析をしようという訳ではありません。
何かしらを言われている「気がする」ことは、きっと誰にでもあると思います。
本当に言われていることもあるかもしれません。
でも、弱っていると、言われてもないことがリアルになることがあります。
ストレスや不調で自分が過敏に反応してしまっているだけだったり。
病的にそう聞こえたり思ったりしてしまう、妄想や幻聴ということもあり得ます。
余裕ができて冷静になれば、一歩引いて「気のせいだった」と判ります。
幻だと見分けて受け流すことが出来ればよいのですが、真実だと信じ込んでいってしまうことも・・・。
ストレスに対するもろさには、生まれつき個人差があります。
それは決して、根性が足りないからではないはずです。
脳の特徴や発達の傾向性、暮らしてきた環境、今の状況、様々な影響があるでしょう。
弱い人が悪い訳でもない。
手助けできなかった人が悪い訳でもない。
でも、本人や他人を傷つけることがないように、何か出来ないだろうかと思ってしまいます。
専門家だけの問題ではなく、日常を生きる私たち全てに関係のあることだから。
妄想や幻聴は、統合失調症や妄想性障害などの特徴的症状です。
少しの間でしたが私は心療内科で働いて、いろいろな患者さんのご様子を垣間見ました。
そこで感じたのは、睡眠・休養だけでは間に合わないこともあるということ。
治療で改善するものもあるので、無理せず我慢せず受診の道も考えていただきたい。
ストレスなどによる一過性の場合は、睡眠・休養で解消することがあります。
眠ること、笑うこと、ちゃんとしたものを食べること。
食べるものが肉体をつくり、脳内ホルモン(神経伝達物質)の材料となります。
ざっくり言えば、食べもの次第で、イライラしたり落ち着いたり、うつうつしたりやる気が出たり、眠れなかったり眠れたりに繋がるのです。
そしてぜひ、体のどこでも良いから手を当ててみて、ご自身のことを大切に感じていただきたい。
この辺りからなら、どなたでも始められそうな気がするのですが、いかがでしょうか?
私がケアで心掛けているのは、保護膜を鍛えること、膜の中の換気をすること。
霊感にせよ幻覚・幻聴にせよ、低い波動にチューニングを合わせないこと。
少しずつ心身が強くなって、少しずつ変なものが気にならなくなって、良い状態が少しでも長くなることを願って手を当てます。
もし仮に、他人からバカにされたからといって、それで自分がバカになる訳ではないでしょう?
他人の言葉で、自分の価値は下がらないよ。
負けんぞー!笑って過ごすぞー!おー!
負けそなときは、お話聴きます。